2025-06-22

晴れ

   36℃の予報で日中は約34℃まで上昇。 昨日に似て風があってぐったりするような暑さにはならず。
   さて今日は、何となくライカ SL2-Sのファーム・ウェアをあれこれ触ってみたくなり、最近(先月?)アップ・デートした「6.2.0」のメニュー画面とちょっと格闘。 このバージョン、リリースされて少しだけ様子見して、ネットにも妙な記事が上がって来なそうなのでアップ・デートしたのだけど、始めの頃には怪しい挙動が頻発した。 もちろん手順通りにインストールして、再起動もして、何度目かの再起動の段階で設定を始めたのだけど、メニューで日本語を選んで作業を進めているといつの間にか英語表示になっていたり、設定したはずの箇所が反映されずデフォルトに戻っていたりと大いに困惑した。 それ以後は忙しくなってしまってしばし放置。 今はなぜか言語設定は日本語をキープしているし、設定も多分デフォルト返りしていない。
   きょう、あれ? と思ったのは「遠近補正」で、例えば建物を下から見上げて撮ると建物の輪郭は外側に向かって角度が付くが、これを「アオリ」のように補正して建物の線をほぼ垂直に保って写す機能があるのだけど、これ、今まで「オン」にしても画面にも実動作にも変化が無かったように思う。 それが、ファインダー像や背面液晶の表示にアオリ補正している範囲を示す四角の囲いが出て来るようになり、撮るとそこそこ建物の垂直・水平が真っすぐ写る。 この機能の有効/無効は選択するフォーカス・モードとの関係があったりするのだろうか? というのも、普段は「スポット」を使うところ今日は久々に「トラッキング」を試した為それとの関連性を思った。 トラッキングは以前よりもフォーカス・ポイントの食いつきが良くなった感じがした。 わりと粘るし、シャッターを切ってもトラッキングし続けるので便利が良い。 只、撮影はマニュアル・モードだったのだけど、露出調整のためにシャッター速度や絞りのダイアルを回すとトラッキングが解除されてしまう。 撮りながら露出を変えることは多いのでトラッキングは維持してほしいところ。 トラッキングのロック(継続トラッキング)も、以前はジョイ・スティックの「2度押し」か「長押し」を選ぶ項目があったと思ったが、今はシャッター・ボタン半押しでトラッキングがスタート(シャッター・ボタンから指を離すとトラッキング終了)し、ジョイ・スティックの長押しで継続トラッキング。 ここは「長押し」のみで良い感じがする。 以前は「2度押し」を選ぶと実動作では長押しが利き、「長押し」を選ぶとその逆の動作というお粗末な作りだった。 既にそのバージョンは「6.1.0」とメジャー・アップ・デートを「6」と重ねた段階だったので、気が付けば、「完成度を期待できるのはバージョン10とかだろうか」「それとも完成の域に微妙に達しないまま『SL5』あたりが発表されてそのまま置き去りにされる感じだろうか」等々をぐるぐる考えてしまっていた。 カメラとしての全体的な完成度は高いとは思いつつも、この2年半ほどで故障や、ファーム・ウェアのプログラムのミスっぽい挙動がぽつぽつあったためか印象として完成度の低さを思ってしまうのは仕方ないのかも。 近くSL2-Sで遭遇した不具合を表にしてみようか...。