2025-06-17

不意に夏

   梅雨入りして1週間。 梅雨らしい肌寒い日も何日かあったものの、今日は猛暑日だという注意報や警報を耳にする暑さ。 まだ梅雨入りして間もないので、強烈な湿気に猛暑が重なって急速に疲労感に襲われそうな天気を想像していたところ、そこまでの湿度ではなくごく普通の夏の始まりのようで不快感はほぼ無かった。 梅雨がどこかへ消え去ってしまったような、まるで梅雨明け後の空気感だった。 暫く曇天・雨天だと思っていたところに急に晴れたので、さて何を撮ろうか戸惑った。 まだ数日は似たような天気だろうから、まだ今日のような日射しの下の景色に遭遇する機はたくさんある、と思いたいが意外とそうでもないのが常で、日射しの追い方は、今日にするかまた後日にするか葛藤混じり。 戸惑い、というより焦りに近く風景を物色するなかに、影の際や影の落ち方、そうしたところに夏を思う。