2024-11-23

狭間の西陽

   「秋の日はつるべ落とし」と言うように急速に西陽が引いて暗くなる。 その際(きわ)の短い時間帯、風景の中でスポット・ライトを当てるように浮き出る人の表情や壁の質感や街路樹の長い影の非現実的なリアル感を楽しむ。 日中の陽の光では見ることのない風景。 街の中にいながらその風景の中にいる間は無音の世界にいるかのような錯覚も。

2024-11-22

コイン・パーキング

   きょうはちょっと温かい。 ここ数日は10℃程度だったところ今日は22℃の予報。 そこまでは上がらず最高18℃ほどだったが上着が1枚減っても寒くなかった。 この時期にしては陽の光が強い感じがする。

2024-11-21

冬の風物詩的な、

   冬にあちこちで「イルミネーション」を見るようになって何年くらいだろう。 2008、2009年頃に韓国のどこかの通りで見たイルミネーションは斬新に見えた記憶があって、もしかしたらイタリア・ミラノの大聖堂辺りはもっと昔から電球で彩られていたのかもしれないし、ディズニー・ランドもずいぶん前から電飾パレードを行っていたし。 そう、あれは「エレクトリカル・パレード」と言ったっけ。 その語感は「電球」という印象。 やや大きな電球がチカチカと、でも僅かにフェード・アウトするような点滅で少し熱も感じるような、まさに「電球」のイメージ。 対照的に感じるのは、これももう10年ほど前だったか六本木ミッドタウンの裏庭? の広い面積を彩ったLEDイルミネーション。 あれはイルミネーション作家(?)の石井幹子さんの作? この光、実にクール。 この頃から急速に高輝度化してきたLEDが電飾に多用されるようになり、それらを手掛けるデザイナーの名も聞くようになった。 ずっと前、発光ダイオードは緑と黄色を赤、型番では東芝のTLR103等ぽわっととしか光らなかった時代には想像し難かった活用の幅の広さ。 そしてLEDのピンポイントなスペクトルで発する鋭くクールな光はいつしか冬の風景に。 クールなLEDも、「電球色」は少しホッとするかな。

2024-11-20

SAVANNAH

   開発途上の駅前ロータリー。 人通りはほぼ無く、何処からともなく通り過ぎる自転車と人、犬の散歩の人をたまに見かける程度。 その奥に都民住宅、その手前にあるのが唯一明るい「SAVANNAH」。 左手にある道路に向かって「サ」の文字と温泉マークの大き目の看板。 どうやらサウナ。 人が出入りしているのは見たことがない。
   「サバンナ」って、辞書には「熱帯地域の大草原」とあり、WikiPediaには「ジョージア州」「ミズーリ州」「テネシー州」「ニューヨーク州」とアメリカの地名が出てくる。 トップがジョージア州というのが少し意外で、他の検索結果には港湾都市として紹介されている。 意外だった理由はたまたまそこを流れるサバンナ・リバーに立ち寄った事があったため。 ジョージア州とサウス・カロライナ州の州境で、国道20号線でこれを越える橋の長さは1.5kmほどだったか。 少し下流には水運で活用されていた名残が川岸や古びた橋に見られた。 午前3時頃だったかにはそのあたりから貨物列車の操車場があるのか機関車の警笛が何度も聞こえた。 この辺りの鉄道は北はニューヨーク、南はマイアミまで繋がっている。 ニューヨークからは大陸の北の方全般、そこからは南部・西部にも。 何を運んでいたかは聞かなかったけれど、唯一知っているエピソードは、禁酒時代に闇酒を輸送していたとうもの。 月明りのもとこっそり行われることから、その焼酎のような薄い褐色のお酒には「ムーン・シャイン」という名がある。

2024-11-19

急速に冬、少し紅葉

   一昨日は「夏日」かと言われるほど気温が上がり、今日はしっかり11月下旬から12月初旬頃の気温に冷たい風。 昨日ころからか都心でも郊外でも紅葉の声が聞かれるようになってきた。 ようやく黄色くなってきたイチョウの葉は少し緑色まじりでスッキリ鮮やかな発色にはちょっと遠い。 駅前は街路樹のケヤキの枯葉の舞いはじめ。 例年以上に暑すぎたりなかなか寒くならなかったりの今年でも、なんとなく落葉のタイミングは例年通りに見える。 22日には暦で「小雪」と雪の季節。 そういえば富士山の山頂にハッキリ白い降雪があったのも、東北・北海道・新潟・長野で降雪・積雪というのも昨日だった。 世界中で天候がブレブレなのに暦通りに季節が移り変わるのが不思議。

2024-11-18

またタコスを買いに

   久々にタコス。 ビーフ、ポーク、チキンの3種類があって、この順に今日はチキン。 なんかこれが一番しっくり来たような。 でも次はビーフにしよう。 パクチーなしで注文。 どうしてもパクチーに匂いがドクダミの匂いに感じてしまってだいぶ苦手。 そしてこのタコスの日本離れした味が妙においしい。 やはりタコスを買いに来ていた米兵さんが「ここのメキシコ料理はうまいンだ」と推していた。 一応、開店時間をだいぶ過ぎたころだったけど、まだ店内や店先の掃除をしているところだった。 お店はクリスマス飾りがじわじわ増えている感じ。 お客の9割9分くらいが米兵ではないかと思うが、年末の夜は賑やかなんだろうなぁ。

2024-11-17

気が付けば夜

   日没の時間が早いこともあるが、気が付いたらすっかり暗く。 早いものであとひと月ほどで冬至を迎え、それ以降、写真的には日が延びる分、撮れるものが増えてゆく期待が増してゆく。 以前は手振れ補正のないカメラ・ボディだったので、帰路の夕刻に撮れるのは3月半ばから9月半ばまでが目安だった。 日中に外出できないことも多かった分、暗い中でもとにかく撮る物を探して撮っていた。 そうやって対象を探す感じに最近ちょっと近いかも。 今は手振れ補正など有利な条件は幾つかあるのだけど、「とにかく探す」という訓練的な処へ回帰するのも良いのかも。 というかそうせざるを得ない状況というか。

2024-11-16

進まない車列

   土曜だから? 雨だから? ブラック・フライデーだから? 信号を通れたのが青信号4回目だったり3回目だったり。 よく混む道ではあるけれど、今日は更に長く信号を待った。

2024-11-15

顔出す月

   日中曇り空。 気温はさほど低くなく。 夜になって雲が少し切れて月が出てきたり隠れたり。 満月は明後日。
   撮影時の背面液晶の表示に近い色にて。 カメラのクセで、ちょっとマジェンタに寄る。 そのためか時々紫色っぽく見える。 ソニー a7Sも夜空が紫に寄った群青色っぽくなるがそれとも違う紫色寄り。 「色被り」を緑色に寄せると割と素直な夜空の色に。

2024-11-14

28mm.., 28mm...

   画面の四隅にシアンやマゼンダの偏色が出ない28mmを探しているところ。 コシナ製のBiogon 28mmをまた手にしてみたいが、以前はボディがM8で、6 bit codeを用いての補正と、APS-Hというやや小さなセンサー・サイズが故かよく補正されて諸収差に悩まされることはほぼ無かった。 でも今はボディが異なるので、Summicron-M 28の補正を見ていると、社外品のBiogonが心地よく補正される気がしない。 数日間レンタルで試すというのも良いのかも。 2月だったか、写真機材の展示会 cp+ で試写させて頂いたときは周辺光量も色も気にならなかったと思った。 28mmって、マーケット的にあまり美味しくないのか、変わり玉は目にするし決してライン・アップとしては少なくはないようにも感じるのだけど、収差だったり描写だったり「普通に写る」と言う安心感を思うレンズとなるとほんの一握りじゃないだろか。 それも遥か昔に製造終了している型が殆ど。 同じようなことを最近書いた気もするし。 もう暫く28mmは迷いどころかな。

2024-11-13

Brazilian Santa Claus ...?

   晴れた! と思って商店街というか呑み屋街へ。 午前だから人通りは殆どなくて通り抜けるクルマと郵便配達の電動バイクが行き交うくらい。 開いていたのはネパール? の食材店兼レストランと、ブラジル料理の看板を掲げるフィルピン系の方の経営するメキシコ料理の美味しいブラジル料理店の2店。 前者は店先の足ふきマットをパタパタ。 後者は店内からオフ・ベース住まいと思われる若めの米兵さんご家族が4-5家族集まってのホーム・パーティ風の笑い声。 通りに面した鉄板のある調理場では忙しそうにタコスの7-8枚に取っ組んでいるお店の方。 ガラス越しに「あのサンタ撮っていい?」とジェスチャー、手をグーに親指を上げて「もちろんよ」的な。 少しずつ寒くなる北緯35度、暑いブラジル・フィリピン・メキシコで活躍するサンタの姿を想像しつつ。 おいしそうなタコスの香りが漂いつつ。

2024-11-12

ノギク

   野生のノギクと言うと、種類がいくつかあるにせよ大凡1mを少し超えるくらいの草丈。 で、これは園芸種なのか草丈30cm前後。 色の薄いミヤコワスレと見える雰囲気。 ノギクが咲くのは晩秋なのか、夕方に少し湿気って霞んだ川沿いなどに咲いているイメージ。 あれは40年ほど前だったか、三浦友和・松田聖子の共演で話題になった、映画「野菊の墓」のロケ地が地元で、「あそこにノギクなんて生えてたっけ?」と思いつつ、その周辺のやや霞んだ夕景が、そうしたシーンがあるのか無いのか不明ながら映画のタイトルと結びついていて、勝手ながら晩秋・川沿い・ノギクの咲く頃のイメージに。 ロケに使われた家屋は、今はもうないが用水路の水門を管理するためのものだったと思う。 晩秋、というか暦では立冬の中候で「地始凍」(大地が凍り始める)な今日。 なぜか関西では夏日になるかも? 予報が出ていて、関東平野は昼過ぎのクルマの温度計が28℃を指していた。

2024-11-11

'cron 28mmの冬陽

   雲の多い、一応晴れ。 朝は雨が上がったばかりという風の曇り。空気が澄んだのか、水蒸気は多めのようにも感じるが日差しはわりと冬らしく、弱さと鋭さの同居する角度の低い斜光。
   ほんの散歩で目に入る建物の陰影を見ていて、写真家 長野重一が「遠い視線」で追った「群像」を思い起こす。 今の時代と何が違うのだろう? それら白黒写真に感じるのは、人がもっとまとまって、同じような方向を向いて、有機的な殺伐感と無機的な呼吸と動きというあたりか。 いま「遠い視線」をなぞるとするとどんな絵になるだろう。

2024-11-10

曇り夕空

   午前中も出かけたのだけど曇天にめげて早々に引き返してきた。 午後はクルマの点検に。 エンジン交換が必要という診断結果にメゲながら隣町の商店街へ。 少し青空が覗いていたので多少なりと夕陽が射すかと期待もしたが、またどんどん曇ってきて雨が降り出した。 看板にあかりが点るまでには時間が早いし、雨の降りも強くなってきたし、そうした風景はまた日をあらためて。

2024-11-09

OLYMPUS EE-3

   はじめて北村写真機店へ。 その1FにあったEE-3。
   最初に使ったカメラがこれだった。 EE-2はネットでも中古カメラ店の展示などで見かけることがあるのだけど、EE-3は意外にレア。 量産機だろうに。 しかもEEシリーズの恐らく最終型。 何かとコレがあってもよさそうなものだけど。
   35mm判 1コマ分に2コマ撮影できるハーフ・サイズで、36枚撮りフィルムで72枚撮れる。 1枚あたりの画面サイズが小さいので画質的にはやや輪郭が甘くどこか不明瞭なイメージがある。 なのでペンタックスが最近発売したフィルム・カメラが、所謂「コンパクト」タイプでハーフだったのが少々残念に思った。 とは言え、いまフィルム1本が軒並み2,000円台と高価なので「倍の枚数撮れる」というのも悪くないのかも。 店頭にあったコダックの簡易カメラがハーフで、形もむかーしのKodakのコンパクト・カメラっぽくて、帰り道でコレが妙に気になった。
   EE-3は、お店の方に撮影とブログ掲載について快諾をいただいた。

   北村写真機店のB1Fには展示スペースがあって、今日は「『温もり』-23歳の夏」という、女性作家のヨーロッパでの2週間の旅で撮られた写真が展示されていた。 どれも肩の力が抜けている風で、ゆったりした気持ちで楽しんで撮った感じのする素直な感じの写真。
   いいなぁ、旅写真。

2024-11-08

ザクロ

   朝は曇っていたので、作業が一段落した午後に外へ出ようとしたとき、外光がやんわりしていたので「やっぱり曇りか」と思ってドアを開けると雲のない晴天。 歩いてみて、陽の射す方向から、もう少し早い時間かもう少し遅い時間の方が風景としては面白かったなぁと思いつつ用事にとりかかる。 散歩やら用事やらで通る裏通りで見るザクロが少しずつ大きくなってる。

2024-11-07

富士山初冠雪・木枯らし一号、立冬

   なかなか降らなかった富士山の雪。 tenki.jpの記事に「甲府地方気象台の観測で、平年(10月2日)より36日遅く、昨年(10月5日)より33日遅い初冠雪です。昨シーズンまでに最も遅い初冠雪は1955年と2016年10月26日でしたが、それを更新し、1894年の統計開始以来、最も遅い初冠雪」とあった。 木枯らし一号については、同じくtenki.jpの記事に「気象庁は、今日7日『東京地方で木枯らし1号が吹いた』と発表しました。東京地方では、3年ぶりに木枯らし1号の吹いた昨年2023年に続き、2年連続の発表で、2023年より6日早い」と。 そして今日は一段と寒く、冬らしさが一気に揃った立冬となった。 快晴で、夕方にはあちこちに長い影を描く鋭い陽光も冬の訪れという風に見えた。 どうもここ1週間ほどは太陽活動が活発なようで、鋭く感じるのはその影響もあるのかも。
   太陽活動には太陽風などの他に磁場の強さもある。 世の中がデジタル化して行き様々な記録媒体が誕生するなか、わりと早期から磁気ものの記録の脆弱さが言われてきた。 太陽活動や核爆発の影響でデータ消失の恐れがあるため光学ディスクで並行して残すことが推奨されてきた。 ここ十数年デファクト・スタンダードとも言われるデジタル磁気テープ「LTO」は、その記録の緻密さ故か書いたはよいが読み出しでコケるという話も時々聞く。 緻密さは、10cm x 10cm x 3cmほどの小さなカートリッジに、20年前の第1世代で200GB、現在の第9世代で18TBという高容量から想像... が追い付かない。 テープなので昔のカセット・テープほどではないが劣化もある。 外的要因・内的要因からデータを失う心配はくすぶる。 今年の(一・社)日本写真学会の画像保存セミナーでは磁気テープに触れる講題があるようで、ちょっと興味をそそる。

2024-11-06

きょうは夜に

   久しぶりに夜の散歩となった。 散歩と言うか、通院の道すがら。 以前と比べて飲食店は増えていそうなこの路地、それほど人通りはないものの、日中はどれくらいお客さん来るんだろう? と思う小さな焼き肉店には、そこを目指しての来訪者がぽつぽつ吸い込まれてゆく。 見るからに味は確かそうな雰囲気で、この向かいに数年前に出来たラーメン屋もそこを目がけてくるお客さんがぽつぽつ続く。 ふらりと歩きながら「どの店にしよう?」という人の姿は少なく、通勤の近道か特定のお店を目指す人が殆ど。 来訪者を見ていると比較的若く、多くが最近付いたお客のようだけど、なぜか30年近く前になる開発前の古い町に住み慣れてきた常連という風に見えてくる。

2024-11-05

変電所跡

   公園で保存されている変電所だった建物。 太平洋戦争で軍用の飛行機のエンジンを作っていた工場の敷地にあったという変電所で、2000年(平成12年)まで現役だったとのこと。 戦後は近隣の工場に送電していたのか等、あまり情報がなく不明。 建物内外に機銃掃射の弾痕が多数あり、変電所の役割を終えた後も保存をとの声が上がり今に至る。 週2回、内部が一般公開される。
   「変電所跡」と言いつつ、今朝はやや高くウロコ雲が見られた。 「日中は秋らしく晴れて夕方の空一面にウロコ雲」というような秋っぽさではなかったが、ちょうどコスモスが咲いているのが目に入り。 機銃掃射の痕は対照が強すぎる気がしてやんわりと。

2024-11-04

今朝も東の低空は曇り

   昨日よりも空全体が水蒸気を帯びて星が霞んで見えた。 低空は薄く雲。 結局きょうも彗星は見えず夜が明けてきた。 Facebookだったかにアップ・ロードされていた紫金山彗星の写真、作者は失念してしまったが太陽から離れて行く彗星は随分と光度が落ちているらしく、複数枚の画像を重ねても彗星の光はやや弱く、そろそろ星景写真として成立するのも限界かと書かれていた。 景色と星空を同時に写し込んでの画作り、けっこうな気合と時間と技術が必要なことだろう。 その昔に、八ヶ岳の山の上で、天の川が肉眼で見える澄んだ星空を見たことがあるが、そうした暗い空に澄んだ空に明るいレンズでいつかは挑んでみたいもの。

2024-11-03

穏やかな晴れ

   晴れ。 今朝は、彗星「C/2024 S1 ATLAS」が見えると期待して東の空を見つめること約20分。 ちょうどよいハズの高度には雲が棚引いていて、とうとう星が見えないくらいの明るさにまで夜が明けてしまった。 微風ながらその冷たさに冬を感じた。 そう言えば立冬まであと4日。 明日は少し着込んでまた彗星を見に行ってみよう。 11月15日頃まではチャンスがありそう。 日の出の時間も遅くなって行くし、光度は落ちてゆきそうだがもしかそたら今後のほうが見やすいのかも。 「C/2024 S1 ATLAS」は、昨年から話題になっていた「C/2023 A3 Tsuchinshan/ATLS」に続いて突如、という感じで発見されたもの。 大彗星と呼ばれる彗星が2つ続けてやってきたのは1996年以来か。 中世では不吉な遣いと言われていたが、近年の続く大彗星は何か好転してゆく予兆のように思える。 ...具体的な根拠も事象も思いつかないけど。

2024-11-02

雨降りの裏路地

   雨でなくても何となく絵になりそうだけど、そう撮ろうと思うには至らない場所。 いつも昼間に通しか通らないためか風情と言えそうな空気はあまり感じたことはなく、ただ今日は暗い曇り空に時折の雨。 中国大陸に立ち寄った台風21号はヒマラヤの山陰をかわした偏西風に乗ったのか、急速に日本列島に近づき温帯低気圧となって九州では大雨、関東でも今日は強めの雨降りとなり、片手に傘、片手にカメラで街を歩いた。 晴れや曇りとは違って見えるこうした風景を見るのは久しぶりのような気がする。 以前も雨や大雨の日に写真を撮りに街を歩いたことは何度かあるのだけど、そうして写った何という事もないような風景は平凡ながら印象は強めな感じがする。 単純に片手に傘を持っての撮影で、傘があまり動かないように飛ばないようにと妙な体制で力むことになるのでその分の印象なのかも。 そして今日で言えば、水たまり、裏路地、路地裏、電球と、思えば撮ろうとするものって進化や変化ってほぼ無い感じがする。

2024-11-01

商店街で

   はじめは午前中にこの場所でカメラを構えたのだけど、なんとSL2-Sのシャッターが切れず仕方なく退散。 日射しは無くなってしまったが午後に出直した。 カメラは電池を抜いて暫く置いておいたら復活。 最近は動作がもっさりしていて不穏な空気が漂っているようにも見えていたがついに。 修理か? と思ったが一応の復活。 SL2-Sはどの個体も概ねこうした感じなンだろうか。 ファーム・ウェアではなく電気/電子回路的に持病がありそうな雰囲気。
   カメラへの不安はくすぶりつつ商店街で見かけたテレビの処へ。 1970年代前前半頃のテレビだろうか、中身は真空管が並んでいそう。 不要品買取、出張買取の看板を掲げるお店のシャッター前に置かれ、まるで年代の異なる... 異なりすぎるためか景色に馴染んでいる感じ。