2024-10-18

Sonnar 90mmと

   Sonnar 90mmとの組み合わせ、思っていたより普通で、思っていたより良好だった。 Planar 45mmよりもCONTAX+Carl Zeissっぽさを思う。

   昨日、ライカ SL2ユーザーの知人より「気が付くとバッテリーが空になっている」との話。 思い出したのはM8で経験した同じような状況。 ライカ M8では、本体とバッテリーが過熱して1時間程度だろうか、満充電だったバッテリーが消費されて空になってしまう現象。 修理に出し、本国送りにまでなったが相変わらず現象が起きていた。 修理は電源基板の交換。 本体が完全に動作を終えてから電源スイッチをOFFにすると加熱症状はほぼ起きず、感触としてはデータ・バスの制御の不具合で、試しにメモリ・カードのメーカーを変えたら少しだけ改善した。 知人が辿り着いた情報は、スマート・フォンとの接続に使われるBluetoothをOFFにするというものだった。 今頃はトライしている頃か。 SL2-Sはと言えば、撮影していてバッテリーが消耗し、バッテリー交換を行うとフリーズするという現象がある。 知人曰く「いくつか同様の症状を指摘する(ネット上に)書き込みがありますね。電池を一旦抜いて復活させるらしいです」とのこと。 フリーズと言っても、妙な表示の背面液晶のなかで露出表示のセグメントがチラチラと点滅したりと一応の若干の意識がある様子。 ただ、電源スイッチを含むどのスイッチも利かなくなり、やっぱりバッテリーを一旦抜く以外に手がない。 撮影本番でこれが起きると、サブ機の用意があっても血の気が引く。 そして冷や汗。 先の知人の話に、「知り合いのカメラマン、壊れるからってCONTAX RTS IIIを6台買ってスタンバイしてましたね」と。 SL2もRTSもドイツ系の(たぶん)日本製カメラ。 なんかそういう処が似てるんだなぁと感心するやら気が抜けるやら。 このフリーズについてはメーカーのサービスに持ち込んだが芳しくないやり取りとなった。 単なる想像だけど、症状は把握しているが原因がいまひとつ明確ではなく、いざリコールと言うには出回っている個体数が多いのか...。 修理から戻って最初のバッテリー交換で やはりフリーズした。 「症状再現せず」って、ちゃんと診てくれたのだろうか。 症状に遭遇する度、冷や汗と共に軽くため息。 ライカの洗練された「哲学」に基づく画作りには時に助けられ、時に感銘し --- なのだけど、趣味にせよ仕事にせよ道具としては、確実な動作をと言うか、ニコン・キャノンに見る信頼性のような「安心」がほしいところ。