2024-06-30

池の鯉

   曇りの1日のはずだったけど午後から雨。 気温はそれほど高くなかった印象だけど湿気が強め。
   久々にこの、崖の下の道を歩いた。 ちょうど雨が降り出した頃で水面に波紋がぽつりぽつり。 大きな鯉が寄ってきて、気圧が下がって息苦しいのか水面で口をパクパクさせてまた新たな波紋。 それにしても丸々とした見た目で、真上からはツチノコらしき形に見えたような...。 池野恋ってマンガ家がいたような...。
   この池の水は湧き水なのだそう。

   昨日はミンミンゼミが鳴いていたらしい。 ...アブラゼミよりも先に。 何でもまだ湿気った時期に地中から這い出てくるのがアブラゼミ、やや乾いてから出てくるのがミンミンゼミだとか。 平年というか一般的にというか普通はというか、7月下旬頃にはヒグラシや8月にはツクツクボウシが聞かれるはず。 そういえば、今年は何年毎かに羽化する13年ゼミと17年ゼミとが221年ぶりに同時羽化すると言われている。 ニューヨーク・タイムズの記事に「2024年アメリカで1兆匹の大量発生へ - 221年に一度の数学と自然の神秘」という記事が載ったと聞いた。 このセミは「素数セミ」と言われているらしい。 13年ゼミは13年周期で羽化、同様に17年ゼミは17年で。 あと7年ゼミというのもいた気がするのだけどそれは気のせいだったか...。 WikiPediaに「(北米には)周期ゼミ以外のセミも100種以上生息する」とあった。 そんなに?

2024-06-29

看板の場所へ再び

   手書き壁画? 壁画看板? これという呼称を見つけられず。
   昨日撮った看板が気になってふたたび見に行った。 もう少し看板を目立たせるアングルがあるはず... と、今日も人通りの合間に何枚かを撮り、まぁ昨日よりはじっくり撮れたかと思ったところでそのお店が気になって建物に入った。 すぐに目に入ったのが階段の踊り場の壁に描かれた絵。 看板と同じ女性の絵が大きく描かれていた。 看板には「ハイボール&ワイン酒場」とあり、壁には「肉ビストロ」と書かれていた。 食事もできるワイン・バーといったところだろうか。 足を運んだ14:00頃はまだ開店前。 まぁ開いても下戸だしなぁ。 それにしても何度となく歩いているこの路地エリアにこうした絵が描かれているとは全く認識がなかった。 Lafayette Afro Rock Bandのレコード・ジャケットを想起するような? 1970年代風な雰囲気というか、なんだか面白い絵だなぁと思い、たまに知らない場所に入ってゆくのは面白いなと。

   ちょっと余談。 きょうもVoigtlander Nokton Classic 40mm F1.4 M.C. VMでの撮影。 このレンズ、Sony a7SIIで撮ると画面全体がうっっっすらソフト・フィルターを掛けたようになる事がある。 主に絞りを開けたときにそうなるのだけど、絞っても色味が浅いのも手伝ってかなんとなくふわっとした感じになることも。 それはそれで面白いのだけど、ちょいしっかり目でコントラストを乗せたければ、旧いレンズの使用も意識したボディ --- そもそもがMマウント・カメラ用のレンズなので、Leica Mシリーズや同様の考え方で作られたものがよいのかも。 ...Epson R-D1ではどんな感じなのだろう...?

2024-06-28

看板

   だいぶまとまった雨。 山間部の各ダムにも降ってますように。
   雨降りらしい画を撮ろうと思って外へ。 水たまりのできた路地や、水滴がたくさん付いたモミジの葉を手前に小さなレストランとかを撮りつつ、雨の日だからか目に入ったのが赤い看板。 気になったのは色以上にたぶん視線。 前にも撮ったことがあるような気もすると思いながら絞りを開けてピントを合わせ。 思ったほど前後がボケず。 ここ、夜だったらどう見えるンだろう? 等々も思いつつ。 きょうは路地の写真よりもこっちかな。 看板、ちょっと遠かったか。

2024-06-27

木陰へ

   暑くて立ち寄った木陰で「氷」の文字。 昨年もどこかで撮ったような。 ここの、同じお店の「氷」は一昨年だったかもっと前だったかに撮ったような。 たしかその時に、カメラで充てるレンズのプロファイルが気になって、その時に使っていたVoigtlander Ultron 35mm F2 VMとLeica M8との組み合わせに対してどの「6 bit code」が適当なのかを試したような気がする。 結局、そのレンズではしっくり来る組み合わせがなかったような記憶。 レンズ自体が、デジタル・カメラのセンサーでの画像の安定感 - 周辺での画像流れや偏色の抑えを狙ってなのか、トンボで均されたように尖りのない、概ねまったりとした印象の画となる特徴があった。 たまたまLeica M8との組み合わせがそうだったのかもしれないが、Voigtlanderの中で使ったことのあるレンズとしてはNokton Classic 35mm F1.4 VMあたりのほうが、旧来使い慣れた古いレンズのように「ピントが来ているところ」、「ボケている感じ」、「ここはハロ」等々が際立ち、つまり... わかりやすかった。 画質向上を目した結果なのか、最近は似たようなマッタリした写りのレンズは多いように思える。 あんまり「クセ玉」も困るけど、何とかの背ぇ比べ的な「高性能」も歓迎してよいのか迷うことも。 そうした諸々があって11年前に手放したVoigtlander Nokton Classic 40mm F1.4 MC VMを、その10年後となる昨年に再び購入(別の個体)し、この「普通(わりと素直な特性)で良い玉」はそこそこの使用頻度となっている。 で、最初の話の「6 bit code」。 Leica SL2-Sには6 bit codeは無く、ファーム・ウェア上でプロファイルを選ぶようになっている。 そしてきょう「氷」の文字を見ながら、そう言えばNokton Claasic 40mmにはどのLeicaの35mmレンズのプロファイルが適当なのかを試すつもりでいたのを思い出した。 まぁ忘れていたわけではなく気になり続けているのだけど、これを始めると軽くドはまりするのは目に見えているので腰が重いというのが実際のところか。 一応現在は、半年ほど前に試して選んだ「Leica Summarit-M 35mm F2.4 ASPH.」が充たっている。

2024-06-26

道端に

   撮っていたら、通りかかった女性が「よろこびます」って声をかけてきた。 一瞬、きょとんとし、さほど間を開けずに「叔母が育ててるんです。上にもっとたくさんあるんですよ」と、3階建てくらいの建物の上方に意識を向けてそう添えた。 アジサイを地植えにすると株が大きくなってしまうが、鉢植えなら小さめに育てられるのかと思い。 目の前に並べられたこれらをお手本に2-3種類植えてみようかとふと思い。

2024-06-25

「第二ゲート前」信号待ち

   国道16号線、横田基地「第二ゲート前」信号近くにあるイタリアン・レストラン。 最初にここを撮ったのは、EPR (Ektachrome 64 Prfessional)だったか EPN (Ektachrome 100 Professional)だったか。 カメラはCONTAX RXにレンズはCONTAX Carl Zeiss T* Planar 1.4/50mm MM。 以来、時々ここを訪れて数カットを撮る。 佇まいはほぼ変わらず、どことなくほっとする空間。 1度だけ入ったことのある店内は、壁も柱もたくさんの落書き、というかメッセージ。 何か書きたいことがあればお店が油性ペンを貸してくれるらしい。 もう書き込む隙間なんてないけど。 ざっと眺めてみた感じ、文字や絵の印象から日本人と米軍関係者との比率は3:2くらいかなぁ。

2024-06-24

猛暑日予報の日

   都心から離れた辺り、この写真を撮った頃は33℃くらいだった。 都心で32℃ほど、静岡と千葉で35℃越えがあったらしい。 東京地方は明日も同じくらいの気温になるらしい。 昨日で東北までの全国が梅雨入り、6月20日に沖縄、23日に奄美地方は梅雨明けとなった。
   だいぶ暑くなってきたなぁ。 補中益気湯をどこかで手に入れよう。

2024-06-23

銭湯へ

   あと3ヶ月ほどで閉店。 晴れた夕方に撮りたいと思いつつ、行ける時には行こうと思って足を運ぶ。
   撮っていると、力仕事の1日を終えてひと風呂浴びて来たって感じの4人の男性が出てきた。 それぞれに気さくに店主と挨拶を交わして出てくる。 そして、「建物もいい感じだけど、中もすごいですよ。ホント古くからの感じっていうか、貫禄っていうか」と。 んー、これは浴室やら更衣室やらも撮れば? っていう「時(とき)」からのメッセージか。 いまこの三月が最後の機会だもんなぁ。 「こんど店主にお願いしてみます」と言って4人と分かれた。

2024-06-22

キンシオの絵

   ちょい前から気になっていたキン・シオタニの絵。 この絵の前の絵もキン・シオタニの作だった。 キン・シオタニは、どうやらイラストレーター。 一昨年くらいまで、テレビ神奈川でキン・シオタニが「植物の名前の入った地名」や「ヒトの体の部分にちなんだ地名」などをテーマに街を訪れる番組があった。 そうした番組でなくとも普段から街散策の活動をしていて、時々どこかの街で「その街について」の講演をしたりもするらしい。 で、いつかこの街に来たときに描いた絵がこうして掲げられているのだろう。 この建物はかつての駅前開発の際に該当地区の商店主が集まって造ったものなのだそう。 見た感じそれなりに補助金も出たのだろうと想像する。 20年ほど前までは、いかにも地元っぽい雰囲気の店主が10店舗ほど? 20までは行かなかったくらいのそれぞれに小さな各店舗を構えていた。 残念ながら覚えているのは万年筆やボールペン等の文具とパイプ煙草を扱うお店の1店のみ。 キンシオの絵、まだストックがあるのだろうか。

2024-06-21

フェンス越し

   日中はほぼ大降りの雨で、夕方には晴れて夕焼けでもと期待していた。 空の具合によってはまたどこか銭湯を撮りに行ってみようか、それとも住宅街の端の通り沿いのポツリと不思議なカレー屋を撮りに行ってみようかと思ってしばし空を眺めていた。 ふと、こんな事をしていたら日が暮れるじゃないかとクルマを発進させ、今日は最近よく行くスーパーの屋上駐車場に行ってそこから見える住宅の屋根の並ぶのを撮ってみようかと思いつつ、そういえば改装工事中で鉄パイプやらに囲われているんだっけと思い出してその先へ足を伸ばした。 ここもよく行く場所だけど、と、横田基地横のフェンス際へ。 クルマを停めたその時ちょうど貨物機C-130が着陸するのを目の前に見、という事はつまり撮り逃し、次を待って空を見渡したが気配なく、滑走路へ続く着陸用の誘導灯も順次フラッシュが光るでもなくオレンジ色の白熱灯が弱く光っているだけ。 今日は暑くはなかったのだけど、フェンス越しの「カリフォルニアの飛び地」を見ながら気分的にはしばしの夕涼み。

   中国地方から関東地方まで、本日梅雨入り。

2024-06-20

銭湯を探しに

   この町では唯一、煙突のある銭湯なのだそう。 創業は1959年(昭和34年)という。 近くにあったもう1軒は近年の改修で煙突が無くなってしまったとか。 駅の近くにあった銭湯は20年ほど前に放火で消失してしまったし。 言われてみればそうかも。 きょう行った銭湯は、と言っても曇っていたし開店前だったので景色としては素っ気ない雰囲気ではあったが、お店の前にはバラやランタナの鉢植えがたくさん並んでいて、下町感には遠いがこれはこれで特徴としては面白く、たくさん花の咲く時期はちょっと目を引く彩りとなりそう。 通りを進んで正面に回ったらその風景で、建物は大柄な瓦屋根とかではなく四角いプレハブ的な箱型だった。 その中央奥に煙突。 夕方には再訪できそうもなく、うっすらと影は出るものの曇り空で、これからもっと雲は厚くなりそうだし、絵にはならないかもなぁと、とりあえず周囲をと歩いていると鉄道の高架越しの煙突の風景が。 これといって何がという風景でもないながら、高架にはごく一般的な快速電車や、山梨へ向かう特急やら、本来この路線にはなかった「209系」や、横田基地への燃料運搬の、往路空になったタンク車を連ねた「ヨコタン」やらが通るのでちょっと面白くなってきた。

2024-06-19

銭湯跡?

   夕方に昨日立ち寄った銭湯を撮りに行くつもりでいたところ、うっかり日中に外出できてしまい、つい色々と撮ることになり、久々に歩いた処で何げに銭湯跡と思われる建物を撮影。 ここが気になったのはかれこれ20年前のことで、その時はすでに今と同じような状態だった。 銭湯? 宗教寺院? 銭湯だろうなと思いつつもどこか不思議な空気が漂っていて確信には至らず。 この向かいには、もう崩されてしまった古い旅館、その名も「かめや旅館」という木造のいかにも古くからのという風の建物があった。 こちらは20年前に風雨で黒化した木造の門扉や、門を潜って4-5m先の正面の戸などを新しく白木でリニューアルしていた。 その横には飲み屋3軒だったかが入っていた小さな長屋風の建物があり、つい最近まで平屋や2階建の住宅が似合う生活感や、米軍基地のメイン・ゲートがそう遠くなくシネマもそう遠くなく、かつて賑わった歓楽街の端っこ感が見られた。 そうした立地も銭湯だっただろうなぁと思う所以。 ネットで検索したところ情報なし。 この近くの古くからのお米屋さんに話を聞きに行ってみようかな。

2024-06-18

風呂屋

   朝から強めの雨。 夕方はやや小康状態。 夜には「まだ警戒が必要」らしい。 数日前は四国が、今日は東海地方が豪雨。 明日・明後日は晴れ、その後は暫く曇りと雨。 いよいよ梅雨なのかな。 このお風呂屋さんの近くにコイン・パーキングを見つけたので、明日か明後日か、また撮りに行ってみようか。

2024-06-17

クレマチス

   今のところ4輪が開花。 小さな花芽が幾つか出てきているのでこの先まだ時折は開花しそう。 ただ葉が黄変してきていて、エアコンの室外機の温風の影響だろうとは思うがそれらの開花前に株が弱ってしまいそう。 今年の梅雨は6月下旬から7月中・下旬頃までと例年よりも半月以上短かそうとの予報らしい。 梅雨の期間はわりと気温の低い日も多いと思うが、ここのところ連日30℃を超え、特に周囲をコンクリートに囲まれた鉢植えの草花にはこの時期らしからぬ暑さが堪え難い環境だろう。 暑さに加えて湿気の強さにヒトもグッタリ。

2024-06-16

きょうも道すがら

   今日の仕事、思ったより時間が押した。 そして思っていたより耐久戦だった。 「そういえばあの駅の北側周辺、最近行ってないなぁ」と思い立ち寄ってみることに。 月が出ている割には星が見え、西の空にはまだ日没後の薄明が残っていて、街並みは特に変化はないようだと思いながら「ギリギリ夜の手前」のその風景を広角レンズで切り取ってみることに。

2024-06-15

中華料理店の横

   薄日が射す商店街の奥の方。 歩くといつも気になる、入口辺りの装飾が凝った感じの中華料理店。 きょうは横に置かれた諸々が気になり。
   ちょっと疲れもあってか、目につくものがその辺りの落書きだったりコイン・パーキングの看板だったり、なんだか「身近」感のおかしな街歩きだった。
   某植え込みに植えたコケモモの実が生っていたのを見つけ、シランはそろそろ最終の開花、ペニー・ロイヤル・ミントが満開、山野草っぽい白花のナデシコはおそらく最後の1輪。 街中でぽつりぽつりアジサイも見るけど、梅雨入りってどうなってるんだっけ。

2024-06-14

道すがら

   近隣の銭湯。 3軒のうちエントツがあるのは2軒。 こちらは今年9月30日で閉店だそう。 先を急ぐ道すがらの風景。

2024-06-13

通り

   急ぎ足での移動の途中での1コマ。 昨日のスーパーに刺激されて今日はまた違ったスーパーをと思って寄ってみた隣町。 レンズの選択が合っていない感あり。 これなら28mmとか、目いっぱい広くても20mmで良かったかも。 なんだか間延びしてしまった通りは、20年ほど前の夕方にたまたま通った時、このお店だけでなく、周辺のお店も含めてたくさんの買い物客が行き来して活気のある風景だった。 以後「いつか」と思いながら機会を持てず、撮れるようになったのはだいぶ街の様子が寂しくなってからだった。 隣にあった地域の信用金庫が400mほど駅寄りに移動してしまったり銀行が1軒閉店したりと、街の中心地が動いてしまったよう。 まぁそれでも今の様子をまた近く撮っておこうか。 駅前の古い10階建てくらいの都営アパートも取り壊しが始まると言うし。 風景全体的に。

2024-06-12

スーパー

   2か月前頃からぽつぽつ行ってみているスーパー。 なぜか同名のスーパーが僅か300mほど先にもある不思議な立地。 ここは街路樹が高く茂っているためか昼間も暗い感じがして、この街に来てずいぶん経つが昨年まで入ったことがなかった。 日が伸びての夕方の、まだ明るいうちに寄ることが多く、お店は古いのだろう、駐車場の水銀灯や屋上駐車場から1階の店舗へ下る階段の雰囲気、通りに面した袋入れスペースから見えるこの地に根付いた会社や工場の風景、床に貼られたシート地など、レトロまで行かない地域感が夕陽に浮かび上がってあちこちが気になる。
   どうもまた活発になっていそうな太陽の光に期待して、きょうはお店の外観の、街路樹の合間から少し夕陽が当たるところを撮ろうと思って行ってみると、なんと外周りの修繕らしい格子状に組まれた鉄パイプで囲まれていた。 あれ.. しまった... 思っていたのとだいぶ違うと思ったが、撮ってみようと周囲をぐるっと歩いた。 これはこれで、そうはない景色かも。 これが取り外される頃には水銀灯はLEDに、看板も外壁もガラッと変わっているのだろうか。 変わっていればそれはそれでまた撮ってみようか。

2024-06-11

旧い電車

   古い電車の車両が走っていた。 プレートは見なかったが、どうやらこの型は初号機が1956(昭和31)年、その後1968(昭和43)年まで製造されたもの。 ただ、現役で走っているものは1990年代に各部を更新した「旧い形をした新造車」という事らしい。 現在あるのは1編成2両。 これ以外は2007年までに新型車に置き換えられたよう。 初めてこの路線に乗ったのはちょうど30年前か。 そのころはまだ本当に古い車両が走っていたのだろう。 確か「吊りかけ駆動」と呼ばれる方式の台車で、発車時のモーターは「ヴィィィィイイイイ...」と唸っていたような気がする。 床は板張りで油と金属っぽい匂いがしていた気もする。

2024-06-10

テリトリー

   このあたりで、先日は飼い猫に窓越しに声をかけられ、今日はノラ猫に逃げられ。 エアコンの室外機の上で背を向けていたところにそっと近づいて行ったら、足元の小石を蹴ってしまい、その小さな物音に鋭く反応して振り返って後、即、物陰へ。 ネコ道? を抜けた先の細い通路に顔を出したところ。 ちょっと蒸して、曇って、風がやや冷たい夕方。

2024-06-09

窓手すり

   道を歩いていてふと見上げて気になった窓手すり。 鉄製でクルッと丸く加工した飾りが付いてるこの手の柵や格子はどんどん減っていて、軽い感動とともにカメラを向けた。 ケヤキの葉もだいぶ大きく、でもその色はやや薄く、この雰囲気に梅雨入り頃っぽい風景かもと季節の変わり目を思った。 平年並みなら一昨日頃に梅雨入り。 でもまだ関東甲信越の「梅雨入り」の声はあまり聞かれない。

2024-06-08

Cafe横のBeetle

   Cafeと名が付いているけどライブ・ハウス。 その横にピカピカのワーゲン・ビートルが。 これは「Typ 15」あたり? ライセンス・プレートには「Shorty & Brotherstone」と書かれた小さなボード。 Short&Brotherstoneは地元のバンドの名で、そういえばFacebookでチラシを見ていたっけと思い出す。 今日は一晩このバンドのみのソロ演奏の日。 午後4時。 中では音合わせが行われていてその様子が漏れ聞こえてくる。 ジャンルはラップなのだけど、アメリカでよくある暴力的なものではなく、知られた歌手で近いところでは尾崎豊をうっすら思うような、且つ叙景的な歌詞で、ドラム・ベース・ギターのメロディックさも心地よい。 大入りを願いつつ。

2024-06-07

夏草?

   おそらくヒメジョオン。 似た花にハルジオンというのがあって、そちらは春先のぽかぽかしてわずかに陽炎が見えそうな頃に咲いているイメージ。 この6月頃は、その春の花と夏に咲くヒメジョオンとが混在して咲く時期なのだそう。 どこにでも生えてくる感じはまさに野草。 でも「夏の草」か? と言うとの語感が似合うような力強さは感じられず。 もう少し緑色が濃くて花色も濃ければ、ミヤコワスレのように目を引く存在だったのかもしれない。 色が薄くて所かまわず出てきて花もどこか雑な感じがしてさほど好きな花ではないのだけど、ここ10年ほどは時々写真を撮ることも。 特にヒメジョオンは花が小振りでやや凛とした印象もあって、夏の朝に原っぱや線路際と何気ない場所で目にすると時に清々しく見える。 夏というよりは「梅雨前」といった今頃の空気のなか、朝のクルマの信号待ちで時々この花がたくさん咲く中央分離帯あたりで止まる。 そして季節感を思う風景にカメラを取り出すのだけどなかなか丁度よい場所で止まることがなかった。

2024-06-06

店先

   先達て撮ったときにはガラスの向こうが反射と暗さで見えなかったっけと、あらてめて見に行った。 ガラス・ケースに入ったケーキのサンプルはいつからあるのか、少し色がくすんで見えた。 入口からして落ち着いた雰囲気の漂うこのお店、来月にでも行ってみようか。 この界隈の古い話が聞けそうな気がする。

2024-06-05

通り

   呑みや屋街、と言っても赤提灯はなく、代わりにブラジルやタイやスリランカやフィリピンなどの国旗を目にする通り。 バーやレストラン、ライブハウス、ディスコ、マッサージ等々、どれも割と小さめのお店が連なっている。 夜になるとヤンチャ坊主やら危なっかしそうな輩の姿もちらほら。 ライブ・ハウスやラーメン店には米兵の姿も。 バンド・メンバーが「私たち英語喋れないんでぇ」と言うと、客席から「Meeee Toooo!!!」と返って笑いが起きたり。 写真手前のオレンジのお店は、ブラジル料理と書かれているがメニューを見るとなぜかほぼメキシカンといった風で、午前中から開いていてよく米兵らしき人たちがお昼を買いに来ている。 買い物袋を手に「ゲンキデスカ?」と話かけて来たり。 他、米兵の姿を見るのはこの向かいにある理髪店。 理髪店はPXにもあるだろうにここがお気に入りっぽい。 先日はお店が開いてなくて、迷彩服の2人がドアノブを忌々しそうに睨んで「F***.. S***!!」と叫んで帰っていったり。 僅かながら、生活感のあるアメリカ人の姿が混じっているのが面白い。

2024-06-04

模型店

   お店は何年くらいになるのだろう? 最後に入ったのはもう20年くらい前だろうか。 古いものがあるンじゃないかと思って、クルマのスバル アルシオーネSVXのプラモデルを探しに、と言ってもプラモデルを作る趣味はないので買う気は半々。 棚に積みあがった箱を順々に見てゆくと、SVXよりも古いアルシオーネの箱があった。 たぶん初代の1.8Lの、北米名"XT"のもの。 んーーー... と数分悩んで、やっぱり買わなかった。 まだあるような気がする。 見に行ってみようかな。

2024-06-03

昼下がり

   この公園近くのハンバーガー・ショップが他へ移転するというのでその外観を撮りに行った。 が、お店は先月末で閉まっていて、撮ってはみたものの抜け殻のような写り。
   現地に着く頃は低く大きな雲がゆっくりと流れて、地面に大きく明るい処と影とでブチ模様を描き、絞りを開けて背景をぼかしつつお店に陽が射すのを待つ。 雲が切れはじめてうっすら陽が当たる感じなどは、次第に上がってきた湿度が手伝い梅雨時を思わせる風景に。 そうした中に色々と粘ってみたものの、やはり撮像の建物には生気が感じられない。 まぁ閉店から3日も経っているし、そりゃぁね、と、どこか緊張感の抜けてゆくような昼過ぎのひととき。

2024-06-02

都営アパート

   あと4-5年で取り壊しが始まると聞いた。 写真の建物はその最後の方と言われているらしい。 この一角にあった、駅前ロータリーに面していたレストラン「ロータリー」は先月に閉店し、今日はもう白いシャッターに袖看板も白く、サンプルが並んでいたケースもお店の周りに合った鉢植えやプランターの草花も全て無くなっていた。 この区画、4棟の建物が接して四角く囲まれて中庭があって、それが何だかいい雰囲気だったので今度明るい時に行ってみようかと。 ただ、木がだいぶ伸びて茂っているので、すぐ手前しか見えないかも。

2024-06-01

イス・テーブル

   なぜそこに? 中古の厨房機器や什器類を売るお店の裏のほうに、なぜかテーブルとイス。 スタッフの休憩用なのか、来客用なのか、運送業の方々の休憩・待機場所なのか、一応は軒下というか突き出した2階部分の下というか、上に構造物はあるものの見た目は「外」で路地っぽい道路脇、そこに木製のイス・テーブルが置かれている。 そこにあるのが当たり前なのか違和感があるのか判断のつかない微妙なインパクト。