2023-03-15

F1.4

   以前... 約10年前に、同名のレンズで、やはり木の枝を見上げて撮ったことがある。 まだ陽の光もさほど威力を発揮していない早めの朝に、もう少し高めの細い枝。 カメラはLeica M8、注意深くピントを合わせて撮ったその像は、画にはちゃんとピントの芯があるのに、その周囲が滲んでいた。 「オールド」なレンズに慣れていなかったので、どうもこの滲みを「良い」方に取れない、馴染めない。 その頃に「オールド」と言えば、1970年代の旭光学、後のPENTAX、現RICHOのTAKUMARあたり。 Super-Takumar 55mm F1.8やSuper-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5を思い浮かべる。 50mm F1.4なんかは、Carl Zeissの50mm F1.4とほぼ同一のレンズ構成で、これらのレンズは概してよく写る。 もしかしたらデジタルではなくフィルムだったために収差が目立たなかった可能性はあるものの、滲むイメージは... Carl Zeiss T* Planar 1.4/85mmの開放くらいかな。 このPlanarは「オールド・レンズ」に入れるにはまだ早い気もするが、思えばこれも発売から35年ほどになるのだろうか。 それくらい「滲む」や「ふんわり」に慣れていなかったので、Nokton Classic 40mm F1.4 M.C.の滲みには、当時は少々面食らった次第。 で、今日また久々に似た絵柄。 10年越し、さすがに慣れた。 というか、そうした特徴を活かして撮らねばと思うこの頃。