2023-03-31

Un Quinto

   最初にこのお店の店先を撮ったのは、おそらく1995年。 そこには木箱に入ったワインの瓶が12-13本入っていて、お酒がメインかと思ってその後は入店することはなく、でもこの建物・佇まいが気に入って何度か撮りには来ていた。 国道16号線の横田基地沿いには、米軍払下げの品々や軍のものと思われる古着、何よりそうした品々やお店の並ぶアメリカの匂いのする空気と、アメリカの「豊かさ」を追いかけてきた日本の、当時すでに古びていたドライブインなどが醸す懐かしさに惹かれて時々足を運んでいた。 Un Quintoはイタリア料理のお店なので、考えてみればアメリカではないのだけど、建物が、かつて米兵が暮らした所謂「ハウス」を流用している。 何気に十分にアメリカの薫りがする。 なかなか行ける機会を見いだせなかったUn Quinto。 今日ようやく、あれから30年弱して寄ることができた。 何んてことないランチではあったのだけど、ひっそりじんわりと、ゆっくり「お腹に落ちる」ように感無量とでも言い表せそうな思いで満ちた。

2023-03-30

公園の階段

   歩いていると汗ばむくらい。 風の温度がもう少し上がれば春と言いきれそう。 今日は、自販機の「おしるこ」の見納め・飲み納めと思って、知る限りでは唯一「おしるこ」が入っている自販機を目指した。 のだけど、もうそこにはなかった。 今日は甘いものが飲みたいという感じでもなく、ただ季節物を愉しみに「3月一杯は入っていそうだ」と向かったのだけど、代わりに辛うじて残っていた風の「甘酒」を選んで公園へ。

2023-03-29

眺め

   朝の寒さはどこかへ、そこそこの暖かさ。 青空にモクモクとした雲が建物の合間に見えたので高いところを目指して歩いた。 結局よく行く商業施設に辿り着いて、あまり行かない最上階のデッキへ上がった。 晴れれば富士山が見えるところ、手前の丹沢・大山の稜線が見えるだけでも「遠く」へ思いを馳せる愉しみがある。 むしろ、おそらく入り組んだ尾根や谷の、歩けば木々や石や土や茶屋らのとてつもない情報量だろう山道でだろう丹沢の山々の方がなぜか想像と興味を掻き立てられ、かと言って富士山の何を知っているでもないながら、若干の丹沢贔屓。 今日もこのSummicronの28mmを透した写りが面白く、この真反対側に広がる街の風景も撮ったのだけど、遠景までの少し霞みがかた逆光気味の「遠い」感がためこちらに。

2023-03-28

夕暮れ

   午後から晴れ間が。 風の冷たい夕刻。 暫らく足を運ばない間に駅前のマンションがほぼ完成していた。 少しずつ風景の変わる駅前。 ロータリーのエリアに残るのはこの建物。 久々に持ち出したSummicron-M 28mmと夕方の淡く射す光とで描く街も面白く。

2023-03-27

寒い北風の日

   冷たくて強めの北風の吹く朝。 幼鳥だと思うが、猛禽類のチョウゲンボウが電線に。
   最近、東京都の絶滅危惧種の一覧「レッド・リスト」を見て驚いたのは、ヒバリが「絶滅危惧II類」に指定されていたこと。 そういえば最近は、ヒバリやキジが身を隠すような草むらを見なくなった。 気候変動も要因としては大きいとは思うが、意外に人為的な原因も多いと言えそう。

2023-03-26

雨ふり

   朝から普通に雨。 昼過ぎにはやや雨脚強く、夕刻には小降りに。 気温は11℃だというのだけど、さすがに3月下旬ということもありそこまでの寒さは感じない。
   明日は早朝から原っぱに撮影に。 予報だと晴れ間が期待でき、しっとりした朝の風景が撮れると面白いのだけど。 レンズ、何持っていこ?

2023-03-25

今日も同じビルへ

   昨日、このビルへ足を運んだ折に、そこに入る店舗の1店の方に声をかけられた。 その方とお話するのは2度目だった。 その後に気になって調べてみると、そのお店は以前は線路の反対側にあったようで、創業は1971年とあった。 今の場所への移転はいつだったのか、気になった流れで今日は店構えを撮ってみようと思った次第。 お店が開くのは17:30、既に仕込みが始まっていたのだろう、入口のドアが開いていて、中から水を使う音が聞こえてくる。 この餃子屋さん、飲み物各種の他のメニューは餃子とお新香だけだとか。 「もうこの街の古いお店は世代交代でね」と。 行ってみようかな。

2023-03-24

公園横のビルから

   23℃。 わりとあたたか。 明日もこの公園に来てみようと思うのだけど、気温は16℃と少し寒い。 同じような曇天の見込みだけど、何か違った見え方がするだろうか。 ふらっと散歩という体なので、見えたものを撮ってみようと思いつつ。

2023-03-23

SL2-S

   今日は雨降りのため、室内にて。 昨夜、2013年に何を撮っているのかが気になって、過去の記事を見てみたところ、Leica M8が写っていた。 レンズはVoigtlanderのColor-Skopar 35mm F2.5 P II。 「ふぅ~ん」と思い浮かんだのが「SL2-S撮ろう」と、安易と言えば安易だけど、同日つながりで記録的に撮っておくものもアリかなと思い。 準広角で寄ったのでやや歪んだけど。

   先日、Leica SL2-Sにちょっと「ん?」なことが。 ヨドバシカメラのカメラやレンズの紹介サイト「Photo Yodobashi」の、Panasonic S5 IIでの撮影画像が妙にSL2-Sと似通っていて微妙にショックがあった。 コントラスト高めでどこかLeicaっぽさの薄さを思っていたのだけど、「あれ? 中身S5 II?」と。 しかも発色はS5 IIのほうが黄色味を上手く出しているようにも見える...。 しばし微妙な心持ちではあったのだけど、Mマウントのレンズ、特に古いレンズを使ったときにはそれらの特性を引出してくれるのは、LeicaチューンのSL2-Sだろうと思い直した。 他のレンズを使っても独自の描写をするはずと。
   もうひとつ、思い直したというか思い出したのは、少し前まではLeica M8とSony a7Sの2台を使っていて、「M8は趣味性の高さ」、「使い勝手としてはa7S」という雰囲気になりがちで、あるときはSonyを中心に機材を組んでゆこうと思ったこともあった。 のだけど、予期せずLeica M8が故障してSL2-Sがやってきて、一気にミラーレス一眼であるSL2-Sの優位性が上がった。 使い勝手のみならず色味には安心して撮れる安定感があって「これでいいナ」と、何故か同時に思ったのは、それまで「色味がどうも..」、「ダイヤルの配置がどうも..」、「レンズの作りとライン・アップが寂しい..」云々とタラタラだったのに --- 他にも同様にSony a7シリーズを使いSL2を購入された方があり、やはり仰っしゃられていた感想は... 「Sonyわるくないナ」だった。 Leica SLシリーズには、「あれでもない、これでもなかった」という迷いの「レンズ沼」・「ボディ沼」をいちど飛び越えるだけの「結論感」があり、その基準観からの視点であらためて他機を見たときの、「ここには沼がない」感だった。
   「35mmフルサイズのカメラであれば、出てくる画は大差ない」と言われるようになって数年といったところか、確かにCCDセンサーの頃とはボディ毎の個性の差は小さいように思うのだけど、「チューン」の差なのか「あぁ、これこれ」と安心感を思う画が時折でてくる。 そしてSL2-Sを使うようになってから、さすがに古めかしさの漂うSony a7Sだけど、不思議と「この画、案外わるくないな」と思う機会が増えた。 2つの「S」のコンビはけっこう良いかも。

2023-03-22

今日は道すがらの

   いつか撮りに行こうと思う歩道橋が幾つかあって、うち幾つかがコンクリート製。 古めかしい鉄製のものもちらほら。 歩道橋自体がだいぶ減ったと思うが、変則五差路や一方がアンダー・パスに近すぎるとか、大き目の施設の近くとか、古くから歩道橋のある場所はそれなりに需要があるのだろう。 逆に新し目のタイプの歩道橋を見ないようにも思う。 いずれにしてもそう遠くなく時間を作らないと。

2023-03-21

裏通り

   大通りからナナメに1本入った通り。 昨日のカレー屋さんは今日は営業。 軽く行列が出来ていた。 営業は残りあと10日を切ったところで、今日は祝日なのもあってか、中へ入って行く人、新たに並ぶ人で、列の長さは時間が経っても長さはほぼ同じ。
   今日から暫らく曇天・雨天かな。

2023-03-20

タージ・マハル

   この街に古くからあるカレー屋さん。 「古くから」のわりに「町の洋食屋さん」風ではなく本格的なインドのカレー。 元々は細い路地にあったのだけど、10年ほど前だったか、やや広い路地に引っ越し。 ここも「いつか」と思って行っていないお店。 今月で閉店。 今日はお休みだった。 わずかに開いたブラインドからは、タージ・マハルの模型。

   高校生の頃の話。 アメリカ往復の航空券がノーマルで40万円くらいはしていただろうか。 もしかしたらもう少し高いくらいか。 その頃に、高校の世界史の先生、その頃で60歳前後だったと思うが、「世界でどこへ行きたいか?」という授業中の雑談で、「オレはインドのタージ・マハルに行ってみたい」と言っていた。 左右対称で真っ白で世界一キレイな建造物なんだ --- と。 なぜかこの先生のことは時々思い出す。

2023-03-19

八重の椿

   とある公園で噴水が目に入り、これを撮ってみようと思ってカメラを向けた。 今日は日曜、噴水の周りには子供が走り回ったり、すぐ後ろに置かれたイス・テーブルにも人と、どう撮っても人が入るので、いっそ絞りを開放にして、長方形の池の長辺のド正面を陣取った。 ヒトの顔は分からない程度にボケてくれたが、2.5m先の噴水と、5-10m先のヒトとの分離は期待したほどではなかった。 「んー、F0.95ってのを試してみたい」と、ふと思う。 昨日、写真家の鈴木心氏のYoutubeコンテンツで、Leica Noctilux-M 50mm F0.95に触れていた。 Youtubeで見ても写りの独特な世界が伝わってくる。 そしてZEISS Batisと比較していた。 Noctiluxと比較したらそれは... と、思ったのはCarl Zeiss T* Distagon F1.4 35mm ZMとの企画では? だったけれど、あのレンズ、案外「普通」に写るんだよなぁと「やっぱりNoctiはNoctiなんだろう」と思い直す。 Leicaのレンズの「空気の写り方」的なものってLeicaにしか造れないんだろうと思う。 特異な分、値段もだけど。 とりあえず手元のレンズの特色を活かすようにして撮れるものを撮れるように撮ってゆこうと思うこの頃。 んー Noctilux、Summilux... とは思うけど。 思いながら、古いRolleinar 21mmやSummicron-M 28mmや、CONTAX G Planar 45mm、Rokkor-M 90mm、Nocton Classic 40mmと、手元のライン・アップ、なかなか個性に恵まれているなと思う。

   街なかで、ケヤキの新芽が出てきていた。

2023-03-18

雨天

   予報では9℃と言っていた通り、だいたいそれくらいの寒さで、久々に手がかじかんだ。
   明後日からはまた晴れて気温が上がってくるようだけど、2日間の晴れの後には暫らく曇り・雨が続くよう。

   時々気になる「あれはどこだったのだろう?」の記憶。 この頃は久々に、アメリカのオレゴン、アイダホ、モンタナの記憶が気になっているところ。
   先だっては、32年前のクルマでのオレゴン横断旅を辿ってみた。 Youtubeでこのルートのドライブ・レコーダーでの記録映像をアップ・ロードされている方があり、これとGoogle mapを照らし合わせながら、地名をテロップで入れる加工を行った。 ひたすら道路を走っている絵なので「これって観ようと思う日が来るだろうか?」と作った自分で半信半疑。 なので動画のビットレートはごく低く設定した。 免許を取って3ヶ月目にしては大旅なドライブで、往路の途中は雪の山道で初めてのチェーンの着脱や、雪山から落ちかけたり、滑り出したら止まらないブラック・アイスと呼ばれる濡れた路面に見える氷の道、復路は前日の降雪で往路の倍の距離で道路が凍っていて、終盤の100マイルほどは簡易な造りに見えるガードレールとそのすぐ下の大きな川に「滑って落ちたらどうなるやら」の恐怖もありつつ車列の流れは60km/hから下がることもなく、諸々のお陰でわりと風景をよく覚えていた。
   この他には案外わからないところがぽつぽつあり、いま調べると、さすがに32年もの経過で建物が新たに建っていたり、砂漠や森が住宅街になっていたりで随分と様子が変わっている。 例えば、アイダホのボイジー市にあったおおきなツララの垂れ下がっていた古いホテル、その横のポスト・カードを買ったお土産屋、同じくアイダホの、ポーカテーロ市からウエスト・イエローストーンに向かうバスが昼食で立ち寄ったガソリン・スタンド併設のドライブ・イン、モンタナのボーズマン市の街外れのバス停の建物、スーパーのセーフウェイ、アメリカ原住民が多くて遠くに山並みを望む商店街、子供が遊んでいた遊具が申し訳程度にある小さな公園、モンタナのヘレナ市の、街を南北に一直線に走る広い道路で、信号を15くらい越えた先にあった古い「ウェスタン」なホテル、未明の、野犬か狼の気配を思うヒト気のないバス停、その近くに、陽が昇って視界に現れた地元の人々の朝食で賑わうコーヒーの香りの充満するレストラン等々。 それっぽい場所を見い出せたりもするのだけど、多くはまるで街の様子も違い、頼りは記憶に残る道路の形や空気や日差しの「感触」。
   「引きも寄りも撮っといて、で、すぐに地図に印しといてね」と、当時の自分に言いたい気分。 今だとスマート・フォンで緯度経度が記録され、メモリ・カード1枚で1,000カット単位で写真が撮れる。 ...でももしかしたら、それでも30年・40年と経つと「たしかここだったはずなんだけど...」になるような気がする。 1990年のオレゴンの風景を見て、「この風景は100年は変わらないだろうなぁ」と話していたその言葉をよく思い出す。

2023-03-17

カレー屋 ごん

   いつか行くぞ! と思いながら既におそらく15年ほど。 昨年後半から今年、閉店してしまう個人経営の老舗喫茶店や軽食喫茶、小さなレストランの話をよく聞く。 この2-3月で、これまで身近に当たり前のように看板に火が入っていた4店が閉店。 知る範囲ではマスターの高齢化が最も多い理由。 街の風景は合わせて変わってゆく。

2023-03-16

大輪

   何年か前にも、この蕎麦屋さんの前に置かれた水鉢に浮かんだ椿を撮ったと思う。 よく目にする椿よりもふた周りくらい大きく見える。
   今日はこの他、取り壊しが始まったという、かつてパスポートの発行業務も行われていた、この街の顔のようだったビルも少し撮った。 屋上の大きなエアコンの室外機が無くなていた。 渋谷・東急東横店の屋上に鎮座していたような、丸みのあるゴツくて褪せたクリーム色っぽい室外機。

2023-03-15

F1.4

   以前... 約10年前に、同名のレンズで、やはり木の枝を見上げて撮ったことがある。 まだ陽の光もさほど威力を発揮していない早めの朝に、もう少し高めの細い枝。 カメラはLeica M8、注意深くピントを合わせて撮ったその像は、画にはちゃんとピントの芯があるのに、その周囲が滲んでいた。 「オールド」なレンズに慣れていなかったので、どうもこの滲みを「良い」方に取れない、馴染めない。 その頃に「オールド」と言えば、1970年代の旭光学、後のPENTAX、現RICHOのTAKUMARあたり。 Super-Takumar 55mm F1.8やSuper-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5を思い浮かべる。 50mm F1.4なんかは、Carl Zeissの50mm F1.4とほぼ同一のレンズ構成で、これらのレンズは概してよく写る。 もしかしたらデジタルではなくフィルムだったために収差が目立たなかった可能性はあるものの、滲むイメージは... Carl Zeiss T* Planar 1.4/85mmの開放くらいかな。 このPlanarは「オールド・レンズ」に入れるにはまだ早い気もするが、思えばこれも発売から35年ほどになるのだろうか。 それくらい「滲む」や「ふんわり」に慣れていなかったので、Nokton Classic 40mm F1.4 M.C.の滲みには、当時は少々面食らった次第。 で、今日また久々に似た絵柄。 10年越し、さすがに慣れた。 というか、そうした特徴を活かして撮らねばと思うこの頃。

2023-03-14

   散歩する人? ふらっと公園で見かけ、階段を下りたところで見かけ、ふらっと街へ歩を進め。 今日は少し風が冷たかったけど、歩いていると軽く汗ばむことも。 東京では桜の開花宣言があり、でもきょう足を止めた公園ではまだ固めの蕾まで。
   Sony a7SとVoigtlander Nokton Classic 40mm F1.4 M.C. VMの組み合わせ。 Leica SL2-Sと違って「Classic」感がだいぶ強く出た。 手元の2つのカメラでまるで異なる写り。 ちょっと面白い。

2023-03-13

夕闇

   日の入りから随分と経ったと思うが、まだ空の色も雲の形もわかる程度に光が残っていた。 この、ほんの25分ほど前には、まだ空にオレンジ色が残っていた。 そろそろ18:00頃でも日没後の残照で写真を撮れる時期に入ってくる。 以前には、9月にはこれとは逆に残照で撮れなくなってくるので、急いでF1.4のレンズを買ったこともあった。 一応、50mm F1.4はあるのだけどこれだとやや狭く、今また手元にある少し広めの40mmで、この微妙な暮れ時にあれこれ撮ってみようと思うこの頃。

2023-03-12

自転車

   ノーリツ号のような部品。 ブレーキ、ベル、チェーン・カバーと、ちょっとレトロ。

2023-03-11

「美術刀剣店」と

   地図には「アンティーク」ともあった。 この電力メーターのカバーといい、壁に融けこんだ赤錆の郵便受けといい、刀剣というより、こちらの方が気になって...。 お店の正面からの風景は、ディスプレイされた刀剣や矢羽根と相まってお店の渋めの雰囲気に。

2023-03-09

コーヒー店

   クルマの横っ腹に「FUSSA」と書かれていた。 この移動販売車は2019年から始めたと聞いた。 そして何度も目にしているけれど初めて気づいた。 なにせナンバーが「所沢」なので、以前に所沢ナンバーのエリアに住んで見慣れすぎているのか、それ以上の興味が湧かなかったと思われる。 でもクルマは、オーストラリア向けに作られた三菱のピックアップ・トラックに見える。 いすゞにも同じようなデザインがあったように思うが...。 三菱ならトリトン? いすゞならファスター? 今度よくみてみよう。
   福生、先日歩いた道路沿いにこのお店があったらしい。 お店と言ってもピックアップ・トラックとかで引っ張るトレーラーがそれで、元々は、オーナーさんがニューヨークで見かけたトレーラーの古着屋さんが起源だとか。 トレーラーの古着屋さん、そこがモバイルのコーヒー店とホット・ドッグ店を出している。 今度あの通りを歩く機会があったら入ってみようかな
   レンズ・プロファイル(ボディ): Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. 11663/11675/11726/11727/11874/11883 にて。

2023-03-08

Metal Wall

   関東での最高気温は20℃とか21℃との表示。 古い記憶を辿ると、4月22日頃になってようやく軽く汗ばむような、遠く陽炎を見るような陽気になってくる、その気温が21℃あたり。
   今年は、とある種類のマグノリアの写真を撮ってみようと画策中なのだけど、どことなく開花のタイミングが掴みずらい。
   レンズ・プロファイル、本日はOFF。

2023-03-07

4月の気温

   春っぽい何かがあるかもと思い近くの神社へ。 梅、紅梅が咲き、ハクモクレンが開き始めていた。 気温は19℃くらいまで上がった。 あまり特徴的な風景は見つけられず、他の神社へも行ってみたのだけど「この先撮影禁止」の看板。 迷いネコが見つかると言われる神社で、絵馬にもネコ探しの文言が書き込まれたものが多かった。 猫の像があったハズだなぁと思いながら歩いていたら、台座にしめ縄の巻かれた猫の像。 なんだか厳かな雰囲気に写真は遠慮し、先の神社で撮ったなかから選択することに。    今日は、おそらく10年ぶりくらいの知人と遭遇。 先方はクルマを道端に停めてくれ、状況的に手短かに近況報告のような会話。
   レンズ・プロファイル(ボディ): Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. 11663/11675/11726/11727/11874/11883 にて。

2023-03-06

少し暖かな夕

   Leica SL2-Sで「APS-Cへクロップ」。 f=40mmが約60mmに、画素は約1,060万画素に、ちょっとM8気分。
   だいぶ満月。 これが満ちてきているのか、これから欠けるのかは、とりあえず不明。 このところ「撮りたい月」があって、それは、完全な新月で全面が影になっている暗い月。 ほそーい三日月を写真で撮ると、三日月として見えている、なめ終わり頃のパイン飴のような月ではなく、暗く影になっている円い月が写る。 その暗く影の部分だけの月を見てみたい、そして撮ってみたい。 でもそれが空にあれば、暗い夜空にぼんやりと浮かぶ月をこれ迄にも見ているはず。 見たことがないということは...、なるほど、新月の時ってかなり太陽に近い位置にいてほぼほぼ太陽と一緒に沈む。 近すぎて見えないものらしい。 細い月の早朝か夕暮れでそれっぽいのを狙うしかなさそう。
   レンズ・プロファイル(ボディ): Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. 11663/11675/11726/11727/11874/11883 にて。

2023-03-05

イス

   ホテルのラウンジを見下ろす廊下の終端に置かれたイス。 座ると正面は2階のエントランス。 座るとしたらどんな状況だろう。 今日もNokton。 半ばテストのように持ち歩き。
   レンズ・プロファイル(ボディ): Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. 11663/11675/11726/11727/11874/11883 にて。

2023-03-04

河津桜

   町で最初に咲くのがここと言われていて、数日前に「開花」と聞いて行ってみたけど、まだまだかな。
   状況的に仕方ないとは思いながらも、やや立体感が足りない感じ。 昨日に続きNokton Classic 40mm。 絞りを開ければ、立体感というか、背景の程よいボケが空間を演出してくれるのだけど、絞るとシャープにはなるものの、やや立体感が足りない感じ。 そういうのを撮りたければCarl Zeiss T* Distagon 1.4/35とかを引っ張り出してくれば良いのだけど、Noktonでないと出ない雰囲気があるので。 もう何日かこの40mmを付けておこうか。 この小ささと軽さ、ボディが重たいだけにこの軽快な取り回しはけっこう心地よい。 でもなぜか「40mmってAFが良いかも」と思ったり、普段、露出はマニュアル・モードなのだけど、これだと中央重点測光で-2/3段、絞り優先オートでいいかなと思ったり。 解放F1.4なので、ISO設定を50にしてみたり。
   今日もレンズ・プロファイル(ボディ): Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. 11663/11675/11726/11727/11874/11883 にて。

2023-03-03

ベトナム

   Nokton Classic 40mm F1.4 M.C.、このレンズは以前にも使ったことがある。 描写は面白いのだけど、画面全体的に時折ザラザラした感があったり、妙にサバサバと、シャープだけど刃こぼれしたカミソリのように感じる線だったり、その頃に使っていたカメラでの実質焦点距離が約53.2mmと中途半端だったりで、なんだか馴染めなさが徐々に増してしまった。 焦点距離なんて当然、購入時に承知しているのになんだか。 今日、久々に、再び手に。 約10年ぶりのNokton Classic 40mm。 ボディが違うので画はまるで別物というくらいの違いながら、撮っているうちに10年前の手ごたえやら色味の感触やら、以前に撮った写真の記憶やらが、うっすらとながらファインダー越しに脳ミソと繋がる。
   はじめは手軽に持ち出せるf=35mmを探していたのだけど、同社 Nokton Classic 35m F1.4 VM IIではタル型収差が著しく、結局しばらくVoigtlanderのColor-Skopar 35mm F2.5 Type-Cを使っていたのだけど、これはこれであまりに「Classic」な設計なためか、このボディとはちょっと合わない感じが。 値段の事と、今回はできれば新品での購入と思っていたので、半ば消去法っぽくはあったのだけど、この40mmのマルチ・コート版に。 今日の撮影は、レンズ・プロファイル: Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. 11663/11675/11726/11727/11874/11883 にて。

2023-03-02

やや嵐

   朝は快晴だったのが、お昼頃には曇り、夕方には雨が降ってきた。 予報では北風で寒くなると言っていたが、その北風はさほど寒くはなかったが、強い風とともにバチバチとポリエステルのジャケットを雨粒が当たるので、カメラは体で風下に隠すように持ち歩く。 頭上はほぼ灰色で、遠く地平線近くは西から北、東へと雲が割れていて、覗くやや黄色いパステル調の青空を背景に雨が降っているのが見える。 西に日の入り間近の太陽が見え始めると、間もなく東の空に大きな二重の虹。 オレンジ色の陽光に照らされての長い木々の影が地面に伸びて、濃いブルー・グレーの空と地面とのコントラストが強くなる。 虹はf=20mmでも地平線から立ち上がる端から端までは入りきらず、最低でも15mmは欲しかった。 苦肉の策と思いながらも後でパノラマ合成しようと目の前の景色を分割して撮ってみたり、虹は色を出しにくいので露出を変えて何枚か撮ってみたり。 虹が濃かった5-6分は、あっと言う間に終了。 ふと我に返るように西の空を撮ると、肉眼よりもオレンジ色に。

2023-03-01

東福生歩き

   福生の16号沿いをカメラを持って散策のように歩くのは、おそらくほぼ四半世紀ぶり。 いつの間にそんなに時間が経ったやら。 前に米軍放出品だか払下げ品だかのシャツやアーモ・ボックスやらを買ったアメ横の中田商店のようなお店は見当たらず。 クルマで通りはするので「ないなぁ」とは思っていたけれど、そもそも何処だったんだろう? のレベルまで記憶も街並みも変わっていた。 そう言えば「ヨコタ無線センター」も見当たらなかったな。 地図で見ると歩いた場所で、それも両隣のお店は写真を撮っている。
   写真のタイ料理屋さんは、ここに出来て15年ほどになると思う。 それまで「アメリカ」一色だったこの界隈に現れたかなりの「アジアン」具合に当初は面食らった。 今では非アメリカンなお店もちらほら見受けられてだいぶ慣れてきたのと、逆に、ある意味アジアンでもあり日本っぽくもある「中華料理屋」さんと「ラーメン屋」さんが昔からあって、中華料理屋さんは閉店、ラーメン屋さんはかつて忌野清志郎が来店したと言われる、ある意味「16号 GENUINE」でランド・マーク的でもあり、こちらは営業されてるようだった。
   このあと福生駅周辺へ。 昨年だったかは雨の日にひと歩きした通りがあって、パブやらスナックやらが続く通りをふた巡りほど。 今日は薄曇りでもんやり影が出る程度の明るさだったのだけど、案外、小雨くらいか、夕方頃が似合う街並みなのかも。 道路拡幅で変わってしまった街並みもあれば、あまり変わらず残っている街並みも。 新たにオープンするお店が1軒、最近閉まってしまった感のお店は2軒ほど。 壁面にやや大きくリリー・フランキーが描いたと言われる絵のある建物は健在。
   撮った枚数は合わせて650-660枚ほどになった。 案外、雨の日の「福生16号」もよいかもなぁ。