2023-08-31

カー・ラジオ

   いつだったか気になった、とある駐車場で朽ちていたホンダ N360、とその車内のカー・ラジオ。 窓が少し開いているわりに車内はきれいに見える。 外れたバンパーやオイルの缶が後席に置かれていたり、そうした部品が捨てられずに残されているからか、駐車場の枠のなかに停められているからか、でもなぜか窓の隙間から見えるラジオが為にこのクルマが製造ラインから出てきて出荷され、納車され、色々な場所を走りと、その生い立ちを想像してしまう感じがする。

2023-08-30

真夏日

   今日も33℃。 一時よりは気温は下がったものの、まだまだ蒸す日々。 セミも集団で鳴くのには遭遇せず、時々街の中で鳴いているセミは何だか目立つ。 半月ほど前だったかに、枯れたと思っていた枝から再び伸び始めた新芽の先に、今朝はクレマチスが濃い赤い花を咲かせていた。 暑さの厳しさか、今年は紫が1輪に赤が1輪の開花のみに終わりそう。
   このレンズ、Panasonic Lumix S 20-60mm F3.5-5.6は、テレ側で少しコントラストが落ちる感じがする。 MTG曲線を見る限りそれほどの低下はなさそうに見えるのだけど、実写ではなんとなく。 まァ何たって広角側で重宝するレンズなので、それほどテレ側をがっつり使うことも少ないのだけど。 後発のSony FE 20-70mm F4 Gの方が全域でソツなくこなしそう。 価格差を思えば、そして"G"レンズなので全域気合十分なのだろう。 撮影例を見ていると広角側の歪み方がまさに広角っぽく、そのあたりはLumixの方が自然に描写しているように感じられる。 それと同じく広角側で、解像感は及ばないものの画の感じはどことなくSummicron-M 28mmに似ていて面白さを思う。 似た描写のLumix S 14-28mm F4-5.6 Macroも興味深々。 解像感とか抜けとかを求めるとSigmaが候補に出てくるのだけど、大きさ・重さから常用性を考えると、ちょっとF値が暗いけど良い選択肢。 12mmスタートが望ましいのだけど、なぜかこのクラスはSigmaも14mmスタート。

2023-08-29

木陰

   公園に立ち寄って「あれ?」と思ったのは、木陰の様子。 なんだかスキマが多くなったように感じられた。 地面には落ち葉もちらほら。 今日は、35℃超えなら「この夏22回目の猛暑日」と言われるように久々に雲の殆どない晴天で日射しはそこそこ元気。 それでも立秋も処暑も過ぎた今、陽光はだいぶ和らいで見え、青々見える公園の木々は案外葉を落としているよう。 そうした公園を後にして、近くの自販機で「期間限定」と表示されているアイス・コーヒーのボタンを押して、秋を迎えるように夏の名残を取り出し口から拾い上げ。

2023-08-28

エレベーター・ホール

   古い都営アパートのエントランスにて。 そろそろ建て替えではないかという雰囲気をおおいに醸しつつ、周囲の5階建てくらいの都営アパートは次々とリニューアルされるなか、ここは10階層くらいだろうか、住戸も多く、それも駅前にドンとあって工事しにくいのかずっとこのまま。 近いうちに、超広角レンズで要所要所の全体が写り込むように撮りに来ようか。

2023-08-27

今朝の晴れはじめの頃

   曇りの予報で、今日は丸々が原っぱでの撮影の日だったので、どんより空だと撮るものが意外と目に入らず絵作りに苦労しそうと思っていたところが「雲多めの晴れ」に。 それも遠く四方を積乱雲に囲まれ、わりと空の模様は面白かった。 日差しも真夏のものとは違ってややパッキリやややんわりで、風景は結果、全体的にわりとメリハリもあった。 そんな朝の東の空は雲に覆われていて「やっぱり曇りか」と思ったのだけど、やがて雲が薄くなって日が射し始めた。

2023-08-26

お浄め

   昨年は露店も少なめだったような記憶。 今年は神社の境内地にびっしりと、ソースや醤油の焼ける匂い。 金魚すくいやカメすくいを見かけなくなったのはやや寂しい感じはあるものの、ボール投げやスマート・ボール、お化け屋敷は健在。
   駅の南口側も北口側も今日は市街地が全体的にお祭り。 お祭りの基本は神事なためか、不思議とこれがないと空気が淀むような気がする。

2023-08-25

タンポポ

   閉店したと聞いていたパチンコ店「タンポポ」。 きょう行ってみたら開いていた。 しかも店頭に「タンポポ 3周年」とある。 老舗のパチンコ店で、「53周年」なら話がわかと、周囲を見回したが「5」と書かれた紙片が落ちている様子もなく...。 そこにちょうど店員さんが外に休憩しに現れ、聞くと「本物のパチンコ屋だったタンポポは閉店して、今はゲーム・センターになってるよ」とのこと。 以前に軽く挨拶を交わした「本物のタンポポ」のリーゼントの50歳代と思しきノリの良い店員さんの事は「知らない」とのこと。 何でも、今日お話を伺った店員さんは、本物タンポポの閉店後にゲーム・センター化した様子をYoutubeで観たのがきっかけでこの地に移住して来ての今なのだとか。

2023-08-24

秋風

   日射しはわりと強くて歩いているとそこそこ汗をかく。 それでも今日は風が少しだけ涼しくそれほどの不快感がなかった。 朝は湿気っていた空気も午後にはややカラッとしていて、遠くの物音が乾いた感じで耳に届いてくる。 昨日まで異様に湿気った暑さが約10日も続き、その長さ暑さはこれまでの最高ではないかと思うグッタリな夏の日々だったのが、昨夜の雷雨が次の季節を連れてきたかのよう。 3日ほど前から目立つようになった夜の虫の鳴き声や、正午過ぎに見る街路灯の影の長さや、1週間で約10分ずつ早まる日没等々の風景の変化も手伝って、まだまだ熱気も湿気もあるのだけど、今年は処暑を過ぎて急速に秋に向かっているかのよう。 それにしても1週間で10分とは何と急ぎ足な。
   春先だったかに木や花を見て思った「今年は半月ずつ季節の進みが早い」という感触と、一方で着実に「暦」通りに起きる気象現象と、何かが綱引きをしているかのような入り混じった季節の変動を思う。 ...やっぱり最近、地軸が曲がった(傾きが変化した)ンだろうと思い、「綱引き」も揺り返しの波を小さくしながらも... 酷暑の日本、酷暑の世界各地という気候事情になってゆきそうな予感。

2023-08-23

夕空

   今日の湿度も恐ろしく高かった。 お昼頃で約78%、日陰で28℃。 「来月も暑いって言ってましたねぇ。」「今月もまだまだ...。」という会話が聞こえてくる。 暑さレベルは「厳重警戒レベル」だと簡易測定器がピーピー鳴っていた。 立春から二百十日目の「処暑」の頃は、台風などの災害に注意する時期なのだとか。 同じく二百二十日目も台風に注意と。 今年の二百二十日は9月11日なのだそう。
   9月11日と言えば、ニューヨークの貿易センター・ビル跡地を訪れてから既に4年半も経ったのかと思い返し。 これ迄、何らかの用事で約5年毎にアメリカを訪れていたけれど、今後はそうした機会も激減しそうな予感。 と同時に、また行ってみたいと思うオレゴンの小さな田舎町も、ずっと前に滞在していた頃とはだいぶ街の風景も変わり、案外そうなると、実際に行ったところで先行していた思いだけが空回りしてしまいそうな、ふたたび訪問する張り合いを見いだせなさそうな気分にも。 時に田舎町は、背伸びをすると表情が薄れてしまう。 街の景色が変わっても相変わらずの底力を思わせるニューヨークやシカゴをまた思い浮かべ。

2023-08-22

雷雨のあと

   お昼ごろに雷雨。 その後はものすごい湿気で、夕方にまた雷雨。 昼過ぎから街に出てみたり、夕方にはクルマで走ってみたりしたものの、雲が見える場所はほぼナシ。 ようやく日没頃にちょこんと積乱雲。 反対側では大きな積乱雲があってイナズマも。 けっこう空は狭い。 今日の雨、次の季節を連れてきそうな予感。

2023-08-21

通り雨の後の夕

   夕方に通り雨。 予報は曇りのち晴れだったように記憶していたので午後には外へ出ようと思っていたのだけど、結局そのまま作業続行。 湿気も強かったしちょうど雨になったので、日暮れ頃にでもどこか近場の街にでも立ち寄ろうかと思っていたのだけど、空に溶けてゆく雲を見ながら何とはなしに街を外れ。

2023-08-20

曇り気味の午後

   昨夜は急な雷雨があった。 今日も雲行きを見る限りは雷雨が来そう。 近年はかなり局地的に降るので、隣町は大雨だけど.. かもしれないけれど、降らす気満々に見える雲はたくさん。 午後になって風も少しだけ冷たくなったようにも思うし。 つい最近まで台風による水害が各地で起きていたけれど、新潟では貯水率ゼロのダムがあるのだとうか。 地図を見ると、新潟市の上流にある小さなダムで、そこからの川はやがてその北側の広めの川に合流する。 その本流については特に触れる報道はないので生活用水は問題なさそうで、問題は貯水率0%と言われる早出川ダムからの農業用水らしい。 29年ぶりの事態と。 もうちょっと丁度よく均等に降ってくれないかな。 昨日は東京都でも渇水の恐れだと節水を呼びかける報道があった。 貯水率が約30%のダムがあり危険だという。 各ダムの貯水率、利根川水系・多摩川水系ともに問題なさそうだけど...。

2023-08-19

睡蓮

   池の9割以上を埋め尽くす睡蓮の猛勢。 葉と葉の間には適度な隙間があるものだけど、葉と葉が幾重にも重なるほどの伸び具合。 陽が当たらなければ藻の類いは無くなってしまうのでは? と気になり。 昼間は光合成するけれど、夜間は水中の酸素は薄くなっていないのだろうか? と気になり。 よく田んぼに浮いているアオウキクサの大きい版がじんわり攻めて来ているようにも見え。 心なしか泳いでいる魚が少なく見え。

2023-08-18

蒸し暑かった朝

   9:00を過ぎた頃、陽が上がり気温も上がり始めたあたりで急に湿気が増して感じられた。 重苦しく「溽暑」という単語が思いつく。 35℃超えの猛暑日の予報だったがそこまでは上がらず、そして明日が36℃、明後日は37℃の予報と、太陽も地面もエアコンの室外機も、夏さいごのエネルギー放出かという印象。

2023-08-17

現役

   調べてみると、1970年1月発売のホンダ TN-IIIのよう。 半世紀以上も。 脚立と工具を積んで、看板の付け替え工事でここへ来ていた。 エンジンは360c.c.。 時代の差からか目を引くものの、案外、街の風景に馴染む。 もうちょっと街の様子を写しこみたかったな。
   今日はこのあと朽ちたホンダ N360の姿も。 見た感じでは1970年発売のホンダ N III 360。 数年前までは走っていたような雰囲気で、室内にはダイヤルとボタンを配したカー・ラジオが。 黒い左のツマミがTUNING? 右がVOLUME? 外側の銀色の左がプリセットの設定用? 右がTONE?

2023-08-16

台風あとの街寸景

   台風7号は日本海へ抜け、やや多めの湿気や、たまに思いついたように降る大雨など影響はあるものの、強風でもなく雲は多いが青空が見え陽が射している。 台風一過というようなスッキリ感はないものの、台風6号・7号と大雨が去ったあとの風景は大きく秋に近づいたように見える。 また明日から1週間弱ほど猛暑日がつづくという予報もあるが、急速に陽から届くエネルギーは弱くなって感じるし、7月半ばのそれとは様子が違うのではと期待。 今日の日の入りは18:30。 春の日が伸びるのがゆっくり感じるのに対して、これから冬に向かい、急ぎ足かのように日が縮む。 今日の風に混じる涼しさから、処暑(21日)の頃の夕方には秋の虫の声がしてきそう。

2023-08-15

街寸景

   街外れっぽい一角にあるスナックが同居するビル。 その昔に「深夜食堂」という不思議な看板があった場所で、その頃には古いビジネス・ホテルの「ネムール・イン」や、老舗喫茶店の「ダンボ」やら、せいぜい2階建てくらいの商業ビル、「ビル」と言っても「木造モルタル」的な風景が見られた場所。 道路は拡張され、マンションや専門学校が建って風景は一変したと思われる。 街をよく撮り歩くのだけど、いまだにテーマ的なものは見いだせず。 昨日は白黒写真のあれこれに思いを巡らせる機会があり、その前に「何を撮る」のかが恐らく来るわけで、撮っている対象の共通点に何が見えるのか、撮ったものを集めて「振り返り」やら「まとめ」やらをしてみないとだなぁと思い、今日は ---「今年中に自分に見せるためのポートフォリオを作れないだろうか?」と思い。

2023-08-14

ミンミンゼミ

   ミンミンゼミがこの大きさ・この色・この模様だと認識したのはつい最近、たしか2018年のこと。 セミは小さい頃から比較的馴染みのあるムシで、抜け殻も種類を見分けられるくらい... のハズだったのに、定番のミンミンゼミを勘違いしていたことが発覚して驚いた。 何と間違っていたかというとニイニイゼミ。 ミンミンゼミやアブラゼミと比べると一回り小さく、羽は透明で、それが「みーん、みんみんみんみぃぃぃ」って鳴いてると思っていたら、それは甲高い音で「じーーーーーーーぃぃぃぃぃーーーーー」と鳴くそうな。 体が緑色っぽいのはヒグラシだけかと思っていたら、ミンミンもだった。 ヒグラシは体に薄めのエメラルド・グリーンで模様があり、ほぼ透明な羽にも少しだけそのグリーンが乗っている。 晩夏の夕刻に森で一斉に、どこか侘び寂び感が漂いつつ鳴くのとその色のイメージとで風流さを思うのだけど、「もののあはれ」っぽい日暮れのヒグラシの鳴き声も、日本人以外には雑音とだけ聞こえるンだろか。

   ミンミンゼミ、木の肌に同化してしまうのは目に見えているし、これはわざわさ白黒でなくても、カラーでいいんじゃないか? と思った散歩帰りの道すがら、ふつふつと敢えて白黒にしてみようかと思い始めた。 さてどんな白黒にしてみよう? 色は温黒調か冷黒調か、ニュートラルか? んー、ニュートラル。 コントラストは3号紙(やや高コントラスト)くらいか2号紙(中庸トーン)くらいか... 1号や5号は論外だし、んー.. 2.5号くらい。 マットっぽく? 微粒面っぽく? 光沢? は、マットっぽく。 面質ってハイライトの立て方で見せられるのかな? ネガは、現像ソフトにパラメーターがあれば、Kodak Plus-Xか、T-Max 100か、ILFORD HP5 plusあたりを試してみよう.. あれ? そういう設定が見当たらない。 じゃぁ現像液は.. Kodak Microdol-X? HC-110? D-76? FUJI Microfine? Super Prodol? ILFORD Microphen? ID-11? Perceptol? ... Microdol-Xか。 この現像ソフトだと粒状感が出ないかも等々思いつつ「白黒」にしてみたのだけど、あれこれ思うほど色々できず。 あらためて要研究と思った次第。 もう少し画素数の多いカメラならKodak Technical Pan + Technidolっぽく作るのも面白そう。 さてどうしよう? Kodak Tri-X + Microdol-Xの1:1希釈 20℃での減感現像 + ILFORD ILFOBROM GALERIE 3.5kのイメージで行ってみようか。 と思ったものの、フィルム+プリントの経験値は少ないので技量の問題は多々あれど.. 思ってしまったので仕方ない。 まずは脳裏の記憶の掘り起こしとイメージ・トレーニングから。

2023-08-13

祭燈

   明かりは燈っていなかったが、お祭りの日の家々や商店の軒先に吊るされる提灯に、具体的に何のためかはよく分からないものの「特別な日」を思う。 今夕の盆踊りは数時間前の大雨の影響で中止になったと言っていた。 でもまた8時から催し物が予定されているのだとか。 はっぴを着た人々の姿もあり、御神輿には担がれた形跡もあり、"会館"の横にあった神社をお参りして、また来年に来訪できる事を楽しみに。

2023-08-12

地域のお祭り

   よく通るこの周辺、お祭りがあるのは初めて知った。 近くに神社があるらしく、新旧の御神輿が2基、行燈のような御神輿が1基、その他に町の中を行く御神輿1基と、小さな商店街だと思っていたけれど、この「町」、そこそこ大きな規模のよう。 楽しそうというか興奮しているというか、そうした小さい子供もちらほら。 おそらく商店街の店主だろう、焼きそばを焼くおやじさんに、焼き鳥を焼くおやじさん、パイプ椅子にとっぷり座って盆踊りを眺める商店会の?「会長」さん。 日が暮れはじめて明るさを増す提灯。 今日は蚊に刺されなかった。

2023-08-11

倉庫街

   ぱきっとした日射しの1日だった。 わりと蒸し暑かった記憶もあるけど、総じては割とカラっとしていた印象。 だんだんに「晩夏」という時期の到来を思わせる感があり、23日の「処暑」を過ぎると、日射しにはもっと秋っぽさが混じってくるのだろう。 約ひと月半前の「夏至」からのひと月ほどは、19:00頃だった日の入り時刻もこの半月で急速に30分程度早くなっている。 例年9月上旬の夜には大雨が降り、それが通り過ぎると一気に秋へ。 そう思うと、いつまでもいつまでも暑いと思えた夏も、もうあとひと月。

2023-08-10

ポロ春

   この店構え、初めて見た時には軽く後ずさりしたのだけど、妙に好奇心をくすぐる空気。 看板には「55周年」とある。 同じ街にある老舗のディスコ「エディーズ」や、ライブ・カフェ「ウズ」よりも古い。 見てきた中では最古参。 「外観の写真を撮らせてほしい」と声をかけたら、ママさんが麦茶を出してくれた。

2023-08-09

すっごい湿気

   すっかりぐったり。
   今日の足は銀色の軽の1Box車だったけれど、それではなくナス色の丸っこいクルマで原っぱを走ると、トンボやらムクドリやらツバメやらが並走したりする。 一度、ボンネットにトンボがタマゴを産もうとしてる風な場面を見て、どうも深い紺色が水辺に見えるのでは? と思うようになった。 「地面から出っ張ってて、つまり『深い』の反対で、動く小さな池」--- そりゃ興味深々かも。

2023-08-08

窓の向こう

   大きな雲がたくさん。 これは! と思って出かけたが、12mmはやたらと広かった。 あとでカバンの中に35mmのレンズが入っていたのに気づいたのだけど、それはそれで平凡すぎたかもと思い直し。 12mm、やっぱり街に連れ出そう。

2023-08-07

今日も嵐っぽい空

   昨日ほどの湿気はなく、急な土砂降りにもならなそう。 台風6号は、いちど暴風圏が沖縄を直撃して通過したのち、すぐに引き返して再び暴風圏が沖縄を通る進路を取った。 その後は本州に沿って北上との予報だったが、今朝は九州の西側を通り朝鮮半島方面へ進む予報に。 で、「空いた」通り道を、いまは未だ熱帯的圧だけど新たな台風がやってきそう。 暫くは曇のような晴れのような時々大雨が降りそうな日々が続きそう。

2023-08-06

水門の近く

   朝から空気がたっぷり湿気っていて、午前に一度、午後に一度、空が決壊したかのような大雨。 ほんの30-40分ほどだったが、ゲリラ豪雨というより南国の通り雨という感じ。 南の島で遭遇するような「シャワー」と呼ぶには湿気が強すぎる。 あちこちで雲が湧き出でて、周囲が開けていそうな川の土手へ。 今日持っていたレンズは12mmと35mm。 どうにも雲に寄ることが出来ず、ファインダー越しに絵柄をあれこれ切り取ってみるも、どうにも迫力が足りない。 ...28mmくらいでも十分に画面いっぱいに広がるような入道雲を希望。

2023-08-05

シャッター

   閉店して1年半ほどだったか、いまだ時々気になる時計屋さん。 一度、腕時計を診て頂いたことがある。 主は、長身で声の太い、骨も太そうな白髪の老いた紳士で、その腕を頼って「ここでないと」と不調な時計を持ち込む客に何度か遭遇した。 様々な時計や測定機材やらが所狭しと並べられた小さなお店で、カウンター越しに症状を伝えると「診てみましょう」と目にルーペをはめこみ、くるっと背を向けて黙々と作業に入る。 常に「カチコチ」と小さな大合唱に囲まれ居心地の良い店内だった。

2023-08-04

スナック街の終端

   夏には赤フィルターかPLフィルターをよく使っていた。 その昔、PentaxのSuper-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5に赤フィルターを付けて空を真っ黒にしてしまう絵に憑りつかれ、36枚撮り、ぜーんぶ空まっくろに。 真っ黒の空を背景に光るトンボやら花やら、空の映る川は川辺の石だけ白く写ったりと奇妙な世界。 続けて赤外フィルムに興味を持ち、KodakのHIE (High Speed Infrared)や KonicaのInfrared 750で撮ると、黒い空、白い木々、発光しているような人物等々これもまた奇妙な世界。 昨年まで手元にあったLeica M8では赤外フィルムに近いことが出来て、ほんの数回だけだけど赤外写真を楽しめた。 これが出来るのはM8、M8.2と、M9も? どうやらM8に替わってやってきたSL2-Sでは出来ない模様。

   さてスナック街の外れ。 どうも街なかに何気に現れる寺社仏閣・石碑を撮ると他の何かが写っていそうで怖いので... 普段はそうしたものは写真に入れないのだけど、今日は少しだけ。 それ以外では、お墓なんて以ての外。 と言いつつ、母の姉の葬儀の記録だとMinolta α7000を持たされた時と、アメリカはオレゴン州セーラム市の外れ、サウス・セーラムにある墓地へ、後に寮でルーム・メイトになる写真仲間が「課題を撮らなきゃいけないから」というので行った時と、その2回は例外。
   やや話が脱線したか。 このスナック街の、やはり外れの方に「ポロ春」というラーメン店があり、今日のお昼はそこに。 ユニクロでポロ・シャツを買った足で立ち寄った。 ここも50年くらいやってるのだろうか。 とある動画で、近くにある米軍基地から食事に来た兵隊さんで、白人と黒人とがお店の入口付近で喧嘩になりどちらかが持っていたナイフでさーっとひと振り、一瞬で辺りが血だらけになった話をここのご主人が語っていた。 '70年代は、携帯している武器といえばナイフだったのかもなぁと思いつつ。 兵隊さんと言えどオフ・ベースでは、それも日本では銃は持たないだろうし、その意味でもナイフだったのだろうけど。 帰り道に「ここに駐車したら軍警察に通報します」と段ボールに書かれた警告看板を見ながら、'70年代の想像と'90年代の記憶をうっすらとなぞらえつつ。

2023-08-03

気になる角

   「今日はここ」と思って行ってみたのだけど、気になる角の木になる模型屋さんは閉まっていた。 ずいぶん前に2度ほど入ったことがある。 道路は、2棟目の駅ビルが建つ前と基本的にはほぼ同じ位置だとすると、メインの買い物通りがあった1本線路側に奥の通りにこの模型屋さんがある。 まだ大々的な区画整理前の1996年頃の街並み、ちょっとは覚えてるけど殆どの記憶は揮発してしまった。 良い時期に居たんだけどなぁ。 なかなか良いタイミングで機材と時間と予算が手元にないもので...。
   この辺、古いお店は木曜休みなのかな。 木曜以外の晴れた日に、またここ撮ってみよう。

2023-08-02

線路脇の通り

   いつも、閉店して久しいのだろうと思っていたスナックのシャッターが動く音がしてた。 70歳くらいの男性が、半地下になった入口のシャッターを開閉、閉めて立ち去ったあとに、同年代と思しき女性がその入口に向かったように見えた。 そういえば夜に通ったことがないだけで、夕方以降にお店はやってるのかも。 あと4-5日もすると暫く天気が崩れるようなので、貴重な日差し。 貴重と言っても先月は毎日のように晴れだったので、雨も貴重なのだけど、やっぱり陽光の陰影は面白い。

2023-08-01

夕空

   朝から曇り空で、薄い雲を透して陽光が届く。 お昼すぎに黒い雲がかかり風が吹き、間もなく雷雨。 東京電力管内で13,000軒ほどが停電したらしい。 久々の雨で、温度計は26℃にまで下がった。 昨日の41℃からは15℃の差。 ずいぶんと涼しく感じ、むかーしの夏の涼しい時間って、これくらいの気温だったんだろうなぁと、記憶を辿るも近年の高温状態からは実感が掴めず。
   夕方には夕焼け空でも広がるのでは? と期待するも、はるか南の遠方、小田原の先くらいの海上あたりかと思われるあたりに低い積乱雲まで行かない積雲が横たわり、濃い灰色の空に白く浮かび上がって見え、暫くして割れた灰色の雲間から僅かに青空とオレンジ色の雲。 イナズマは撮れなかったので、せめて今日の諸々の余韻のひとときを撮り。
   その色味的には、「今日はカラーで(デジタル)現像しよう」と思ったのだけど、白黒にしてみたら思ったよりもしっくり。 結局またしばらくは白黒を作ってみようかと。
   かつてのフィルムで撮っていた白黒写真が面白かった思いがあり、デジタルでは? と思って白黒で作るのだけど、いざ出来てみると、カラーに憧れた50年前の人たちからは非難されそうな感想だけれど、「これ(わざわざ白黒で作らなくても)カラーでいいんじゃないか?」と思うものばかり。 フィルムにはごく当たり前にあった「粒状感」は「ノイズ」として足さないと出ないし、カラーでも同じことが言えるのだけどスペクトルの各色がわりと自由に調整できてしまうし、基準のあるような無いようなツルっとしたデジタル画像の白黒写真って、面白みはたくさんあるけど、それが故に気難しい感じがする。 まずは、プリントしてみようと思うようなものが出来れば1段階クリアといったところ?