朝から曇り空で、薄い雲を透して陽光が届く。 お昼すぎに黒い雲がかかり風が吹き、間もなく雷雨。 東京電力管内で13,000軒ほどが停電したらしい。 久々の雨で、温度計は26℃にまで下がった。 昨日の41℃からは15℃の差。 ずいぶんと涼しく感じ、むかーしの夏の涼しい時間って、これくらいの気温だったんだろうなぁと、記憶を辿るも近年の高温状態からは実感が掴めず。
夕方には夕焼け空でも広がるのでは? と期待するも、はるか南の遠方、小田原の先くらいの海上あたりかと思われるあたりに低い積乱雲まで行かない積雲が横たわり、濃い灰色の空に白く浮かび上がって見え、暫くして割れた灰色の雲間から僅かに青空とオレンジ色の雲。 イナズマは撮れなかったので、せめて今日の諸々の余韻のひとときを撮り。
その色味的には、「今日はカラーで(デジタル)現像しよう」と思ったのだけど、白黒にしてみたら思ったよりもしっくり。 結局またしばらくは白黒を作ってみようかと。
かつてのフィルムで撮っていた白黒写真が面白かった思いがあり、デジタルでは? と思って白黒で作るのだけど、いざ出来てみると、カラーに憧れた50年前の人たちからは非難されそうな感想だけれど、「これ(わざわざ白黒で作らなくても)カラーでいいんじゃないか?」と思うものばかり。 フィルムにはごく当たり前にあった「粒状感」は「ノイズ」として足さないと出ないし、カラーでも同じことが言えるのだけどスペクトルの各色がわりと自由に調整できてしまうし、基準のあるような無いようなツルっとしたデジタル画像の白黒写真って、面白みはたくさんあるけど、それが故に気難しい感じがする。 まずは、プリントしてみようと思うようなものが出来れば1段階クリアといったところ?