2022-07-20

よく見るラクガキ

   街でよく見かけるラクガキ。 これをブログに載せるのはやや抵抗ありつつ...。 ギャング抗争の合図とか、縄張りのメモだったり.. なんてことは無さそうなので載せてはみたものの。 なんかどこか気味悪いのが街のラクガキ。 アート方面へ走ってるのはまぁ害がなさそうとして。
   もう3年も前になるが訪れたニューヨーク。 以前のような派手なラクガキは殆どなく、ブルックリンもきれいなもの。 ただ、やや外れの方になるとラクガキがちらほら。 ブルックリンでは地下鉄は殆どが道路の高架を走っていて、トンネルを潜ったらマンハッタンという辺りで昔ながらのラクガキだらけの建物が視界に。 中華街と、顎髭を湛えた人々を多く見た。 そう言えば、海辺ちかくのコニー・アイランド駅から乗ってきた人々の中にも中国系の人が多かったが、ブルックリンの西の方には、中国系とユダヤ系が多いのだろうか。 そうぼんやり考えながら、ぼんやり車窓を眺めながら、なんとなくラクガキだらけの街並みが不似合いにも思えた。 最近のラクガキだろうか? 古ければ消されていそうだけど、今更のように描かれた、銀色に縁取られた独特の文字の並びには長い時の流れを見ているかのような、まるで遺跡を眺める気分になったあたりで地下鉄は地下へと入っていった。 アトランティック・アベニュー、そこで乗り換え。 スタテン・アイランド・フェリー駅(サウス・フェリー駅?)で降りてフェリーに乗るはずだったが、その時カメラのセンサーにゴミがあって、ブロアーを持って来なかったためにそこからまた30分弱を地下鉄に揺られてホテルへ戻った。 ちょっとしたタイム・ロスになったが、ついでにブライアント・パークで昼食。 ここ迄で半日が過ぎていたが、その中でもあのラクガキのエリアだけが異質な記憶。 30年前なら逆にスッキリと整った街並みの方が異質な感触だったのかも。
   「よく目にする」あの「ラクガキ」は、イミテーションのような薄っぺらいものには見えるものの、やはり違和感。