今日はこの階段を撮ろうと思って向かった。 よく通る、よく行く場所なので、特段この階段をどうこうしようというでもなく。 ここのところ21mmのレンズを付け続けていて、これがLeica M8では35mmで言う28mm相当になるため「客観的な街撮りに丁度よい」のでは? という妄想に駆られているため。 たぶん。 28mm相当と言ってもf=21mmのレンズをクロップしているにすぎないので、「28mm」の、「画面の奥に何かが潜む怪しい世界」・「遠くも近くもないけれどやや遠い世界」にはならず、どうしてもf=21mmのデフォルメ感が漂う。 で、そうした事は二の次で、このUltron 21mmで四隅にほぼ偏色のない「6 Bit Code」をマークできたので、ほぼ邪魔な現象なく撮れるようになり、じゃぁ、「普通に撮ろう」と思ったのが「今日の階段」の始まり。 「客観的に撮ろう」と、この階段はじめ、階段の上にある公園、階段脇のピンク色の古いビル、裏通りの焼肉屋などなど、場所によってはナナメから撮るのも仕方ないと思いつつ、「なるべく正面から撮ろう」とあれこれ街の中の風景を思い浮かべた。 「普通」・「客観的」・「正面」 --- 「普通」ってのはいささか曖昧ながら、「あ!」と感じた風景にそうやって向き合うのは意外と体力やら時間やらズ太さ等々、総合気合が必要に思う。 そもそも撮りたいもの、それにはそうした「記録」的な要素が大事と思いながらも、それをしなかったり・できなかったりな事は多く...。 しばし意識しながら撮ってみよう。
...さっそくナナメじゃんか。