朝は各地で大雨警報が。 道路は軽く川のように水が流れたり溜まったり。 11時台には薄っすらと青空、夕方近くには積雲の浮く青空に。
はるか昔、Kodak Ektachrome 100 PLUSが発売されて間もない頃、発売当初は発色が一段と濃く、今日と同じような天候だった夕方に、藍と紫の間あたり、薄い青と群青のあいだ辺りの空に細かなうろこ雲のような雲が上空高く広がっていたのを何気なく撮ったことがある。 ISO設定を間違えて2段アンダーだったそのコマの蒼は、何とも沁みる感を誘う色味だった。 いまだに気になるブルーの1つだけれど、デジタルだからなのか、なかなかそうした色合いに出会えない。 ふと思うのは、整って見えるポジ・フィルムの色は、その実、シアン・イエロー・マゼンタなど各色の感光特性に細かな揺らぎがあって、その不協和音の発生によって「沁みる」を引き起こしているのでは? と。 考えすぎかな。