この先の4-5日は、少し気温が低めのよう。 その先はまた「夏日」と言われる日がくるのだろうけど、あとひと月ほどで梅雨になり、また冷える気温の波がきそう。 沖縄は4日に梅雨入りしたらしい。 もうこの時期には「みんな日焼けで真っ黒」と、ずいぶん前に聞いたように思う。 その時の光景、杉の木の皮を指差して「あんなくらい」と。 面食らう場面ではあったが、それから何日かして、じーっと杉の木を見て、「なるほどあり得る」と妙に納得した覚えがある。
3年前はニュー・ヨークを歩いた。 着いたのは4月のほぼ末で、その前の寄港地は割と温暖なサウス・キャロライナだったこともあり、それほど厚みのないシャツにフリースを羽織ってビルの86階へ。 その寒かったこと。 でも折角だし、入場料もだいぶ高価だったし、夕景・夜景も見たいしで、3時間強ほど粘った。 曇り空が割れて夕日が射し、街は立体的に静かに佇み、86階以上の建物の金具や設置された有料の望遠鏡などは寒い空気を切るかのようにギラリと反射した。 この旅で会ったとあるカメラマン、写真家? は、年齢を重ねた黒人で、大きなピカピカのストロボを付けたプレス・カメラで人を撮るのだという。 長いコロナ禍で安否を心配していたが、ここ数日Facebookに投稿が上がっていた。 結果的に旅のなかで大きな存在感となった出会いであり、小さなスマート・フォンの画面のなかに、あの時のようにカメラを抱え壁に寄りかかって出番を伺う姿を見てほっとする。