2021-07-25

   とある原っぱ。 一昨年も同じ日付の日にここに居て、セミの鳴き声のない静かな1日を過ごした。 それから1週間ほどしてか、アブラゼミの大合唱に時々クマゼミの鳴き声が混じる夏本番といった風景に。 今年はニイニイゼミの鳴き声。 これが最近アブラゼミとの区別が付かない時がある。 甲高いニイニイゼミの鳴き声、聞き慣れればどうということ無い違いだけど...、たぶん。 そしてニイニイゼミの存在をハッキリ認識したのはつい昨年。 それまでミンミンゼミと混同していたから。 ミンミンゼミは、あの「みーん、みんみんみぃぃぃぃ」と鳴くあれで、以前はこれを小ぶりでほぼ焦げ茶色1色だと思っていたが、実際はアブラゼミ・サイズの体長約5cmくらいで黒+緑、羽は透明(これは合っていた)。 ニイニイゼミは、体長約3 - 4cm程度で、時々オレンジっぽい個体や緑色がかった個体もあるようだけど、基本は黒や焦げ茶・灰色の混じるやや地味な模様で羽も本体に似た色合い。 鳴き方は高めの音で「じーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」と、耳が痛くなるような鳴き声。 ニイニイゼミをちゃんと認識するまでは、その鳴き声をアブラゼミと間違えたり、存在はミンミンゼミと間違えていたり。
   この日はニイニイゼミ 2匹と遭遇。 1匹は鳴き声を頼りに木に近づき、あと1.5mかという辺りで鳴き止んでしまった。 高い位置に居るハズと上ばかり見ていたが、その鳴き声は帽子のツバで音がハネ返っていたと、ふと思った。 それで木の下の方に目をやると、目の前の、地上約1mくらいの高さに居た。 そーっと近づいても逃げず、何枚か写真を撮れた。 もう1匹は、要領を掴んだので高い位置と低めの位置の両方で探したところ、目線よりやや上に。 やはり近づいても逃げなかったので、こちらも何枚か撮れた。
   他は、ヒグラシもクマゼミも見分けがつくので、そう特殊でもないセミなら大体は区別ができそうなのだけど、今年は、どうも「オーシンツクツク」と鳴くのと、「ツクツクホーシ」と鳴くセミの区別がついていない気がしてきたので、これをクリアする予定。 まー、Youtubeとかで観ればカンタンかもな情報かもではあるけど。 実感として、季節感やら鳴く時間や木にとまる高さや警戒心の程度なども合わせて、できれば体感したいところ。