2021-07-20

氷屋?

   ちょっと涼しそうに光を透過する傘。 Voigtlander Ultron 35mm F2 Asph.にて。

   Voigtlander Ultron 35mm F2 Asph.に付与する6 bit codeをSummicron-M 35mm F2 IVのもの (「000110」) に変更した。 「IV」って、「4」? さてネット上の資料にあったこれが、Summicron-M 35mmのどのバージョンを指しているのかがいまひとつ不明。 おそらく所謂「7枚玉」のこと。 以前目にした6 bit codeを付与された中古の「7枚玉」は、この「000110」だった。 その6 bit codeの白黒の描き入れ具合から、ライカによる加工と思われた。 Summicron-M 35mmは、第1世代と呼ばれる「8枚玉」、第2世代と呼ばれる「6枚玉」、第3世代と呼ばれる「7枚玉」、第4世代と呼ばれる「旧 非球面」、現行モデルの第5世代と呼ばれる「非球面」と代を重ねていて、「IV」という表記の意味する曖昧さに困惑しつつ、表には他に「ASPH.」の記載があるので「IV」は「旧 非球面」の事ではなくその1世代前だろうと。 結果、「なんだか分からないけど『これ』な気がする」と決め、昨夜ゴソゴソと作業した次第。
   Voigtlander Ultron 35mm F2 Asph.は、「8枚玉」を手本に設計されていると言われる。 「そうか、『8枚玉』のCodingでいいんじゃないか?」と。
   昨夜の作業の時には、実は「8枚玉」を「第3世代」と勘違いしていた。 ので、実際の世代と「付与したつもりの6 bit codeの世代」の前後関係は全くもって滅茶苦茶なのだけど、どうやら恐らく結果オーライ。 「011110」より「000110」のほうが合ってるみたい。 Summicron-M 35mmの世代は幾つかあれど「8枚玉」の6 bit codeは無いらしい。 存在するSummicron-M 35mmの6 bit codeは「7枚玉」用と「(新&旧) 非球面」用の2つしかなく、まぁ、はじめに2択のうちの「はずれ」を引いた風。
   2年ほど前だったか、ライカの技術の方とお話するなかに、「ライカでは『何々世代』という言い方はしないんです」とのことだった。 なので「何々世代」を使わないで会話を試みたが、そこをどう表現して会話したかは覚えていないが、ちょっと話がすれ違う場面も。 「世代」でなければ --- 「何年〜何年に製造された何々」とか、「11673」などのオーダーNo.や、「前玉が凹レンズの」等々で話すことになるンだろうか...。 それはちょい、ワタクシ素人にはツラいかなぁ。 Codingは済んでしまったけれど、以下にメモ。 (第2世代を前後期で分けるか否かは人によって異なるらしいけど、「公式にはその呼び方をしない」というのだから、これはこれで。)

世代 製造年 特徴 オーダーNo.
I 1 1958-1969 8 elements 11308
II 2 「前期」 1969-1971 6 elements 11309
III 2 「後期」 1971-1979 6 elements 11309
IV 3 1979-1996 7 elements 11310
V 4 1996-2016 asphelical (Old) 11879
VI 5 2016-present asphelical 11673