Voigtlander Ultron 35mm F2 Asph.に付与する6 bit codeをSummicron-M 35mm F2 IVのもの (「000110」) に変更した。 「IV」って、「4」? さてネット上の資料にあったこれが、Summicron-M 35mmのどのバージョンを指しているのかがいまひとつ不明。 おそらく所謂「7枚玉」のこと。 以前目にした6 bit codeを付与された中古の「7枚玉」は、この「000110」だった。 その6 bit codeの白黒の描き入れ具合から、ライカによる加工と思われた。 Summicron-M 35mmは、第1世代と呼ばれる「8枚玉」、第2世代と呼ばれる「6枚玉」、第3世代と呼ばれる「7枚玉」、第4世代と呼ばれる「旧 非球面」、現行モデルの第5世代と呼ばれる「非球面」と代を重ねていて、「IV」という表記の意味する曖昧さに困惑しつつ、表には他に「ASPH.」の記載があるので「IV」は「旧 非球面」の事ではなくその1世代前だろうと。 結果、「なんだか分からないけど『これ』な気がする」と決め、昨夜ゴソゴソと作業した次第。
Voigtlander Ultron 35mm F2 Asph.は、「8枚玉」を手本に設計されていると言われる。 「そうか、『8枚玉』のCodingでいいんじゃないか?」と。
昨夜の作業の時には、実は「8枚玉」を「第3世代」と勘違いしていた。 ので、実際の世代と「付与したつもりの6 bit codeの世代」の前後関係は全くもって滅茶苦茶なのだけど、どうやら恐らく結果オーライ。 「011110」より「000110」のほうが合ってるみたい。 Summicron-M 35mmの世代は幾つかあれど「8枚玉」の6 bit codeは無いらしい。 存在するSummicron-M 35mmの6 bit codeは「7枚玉」用と「(新&旧) 非球面」用の2つしかなく、まぁ、はじめに2択のうちの「はずれ」を引いた風。
2年ほど前だったか、ライカの技術の方とお話するなかに、「ライカでは『何々世代』という言い方はしないんです」とのことだった。 なので「何々世代」を使わないで会話を試みたが、そこをどう表現して会話したかは覚えていないが、ちょっと話がすれ違う場面も。 「世代」でなければ --- 「何年〜何年に製造された何々」とか、「11673」などのオーダーNo.や、「前玉が凹レンズの」等々で話すことになるンだろうか...。 それはちょい、ワタクシ素人にはツラいかなぁ。 Codingは済んでしまったけれど、以下にメモ。 (第2世代を前後期で分けるか否かは人によって異なるらしいけど、「公式にはその呼び方をしない」というのだから、これはこれで。)
世代 | 製造年 | 特徴 | オーダーNo. | |
I | 1 | 1958-1969 | 8 elements | 11308 |
II | 2 「前期」 | 1969-1971 | 6 elements | 11309 |
III | 2 「後期」 | 1971-1979 | 6 elements | 11309 |
IV | 3 | 1979-1996 | 7 elements | 11310 |
V | 4 | 1996-2016 | asphelical (Old) | 11879 |
VI | 5 | 2016-present | asphelical | 11673 |