フロントガラス
関東各地で大雨警報や洪水警報が出された日。 その最も雨脚の強かった時間の写真。 クルマの、これ車内からフロント・ガラスを撮ったもの。 なぜか水滴の跳ねる様子から、「外」で撮ったかのようにも見える。 これだけクラウン状に見える雨粒は、けっこうな叩きつけ具合のもの。 緑色は、たまたま停めた駐車場が河川の土手に面していて、その草の色。 川は茶色くにごり、小さめながら流木が無数に運ばれ、もう少し水かさが増せば土手の侵食を始めそうな雰囲気があった。
この先には、一回り大きな川との合流地点があり、決壊すれば付近は約10mの水位に没するというのがハザードマップに示されている。 その合流地点から、「一回り大きな川」を遡ると、昨年の台風19号で橋桁を損傷し、今も通行止めになっている橋がある。 近隣住人の声に、「また同じように作り直してるから、また今年流されそうだね」と。 掛け替えて約50年になる橋で、当時とは交通量もクルマ1台あたりの重量も異なり、川の事情も変化していることだろう。 新たに設計したほうが安心な気はする。 橋が壊れた時に走っていたクルマの運転者、ちょい生きた心地ではなかったのかもと憶測が及ぶ。