2025-01-09

穏やかな夕刻の

   ごく薄くブロンズ掛った窓ガラス越しの風景。 夏は冷房、冬は暖房が程よく効いた空間から見る風景は何とも静か。 このブロンズに寄った色味の風景を写真にとよく思うのだけど、案外ちょうどよく茶色っぽい絵柄にはならず。 窓の外の陽の光はけっこう白っぽい。 ここ2-3年、太陽の光を何だか赤・黄色っぽいと感じる事が多かったが、今頃は心地よくスッキリ白っぽい。 時候は「芹乃栄 (せりすなわちさかう)」- セリが良く育つ頃なのだそう。 あす頃からは「水泉動 (すいせんうごく)」- 地中の水が活動を始める頃なのだそう。 冬至を過ぎ、南中高度も日の長さもほんの少し延びた程度なのだけど、梅の蕾も日ごとに大きくなって行くし、思いがけず目にする球根の草花の発芽、ミントの新葉等々、地面にも地中にもその光線の強さはしっかり届いていると思う陽の色。