2021-05-18

雨降りの午後の散歩で

   つい先日まで白い壁だったお店。 ステーキやロースト・ビーフ丼がメインで、店員さん曰く、本店が駅の反対側にあるという。 ちょっと興味を持ってそちらも見に行ってみた。 「公園の前にあります」 - というので、「公園のまえ、こうえんのまえ...」 あれ? よく目にしてるお店だった。 こちらはハンバーガーとホット・ドッグが中心で、メニューを覗き込むと、大きめに刻んだポテト・フライにたっぷりチーズをかけたアメリカ南部の料理が。 「南部では何でも揚げるんだよ」という南部料理に初めて遭遇したのは2014年、つい最近のこと。 最近ながら、メニューに載っている写真の妙に懐かしいこと。 今ごろは、ジョージア州との州境に近い小さな町では、ポロ・競馬・乗馬に関連した小さなお祭りが開かれる時期かも
   その街には2019年にも足を運んだ。 知人が近くの街に住んでいるということもあるけれど、どうやら2014年に見かけたネイティブ・アメリカン (インディアン)の存在が気になったのがきっかけのように思う。 「西部劇」で見るように、アメリカ西部でのインディアンの存在は「ステレオ・タイプ」的に脳に在るが、中部でも東部でも南部でも、考えてみれば北米大陸全土がネイティブ・アメリカンの土地だったのだろう。 メキシカンも同様のルーツを持つ民族? (いつか調べてみよう) そうした人たちへの敬意と、占領されて失った人・物・土地へ思いを馳せる旅。 そしてその後にニューヨークを訪れたが、目的の1つは、アメリカを目指す移民がまず最初に地を踏む場所、エリス島を目に焼き付けるため。 そしてその両者とも異なり、エリス島ではなく、おそらく多くが南部から上陸してきただろう アフリカン・アメリカンへ思いを馳せるためでもあったように思う。 多くの街で「マーケット通り」と名の付いた通りを目にするが、南部で「マーケット」と言えば、黒人奴隷の売買が行われた場所も数多い。

   6 bit code: Summarit-M 35mm F2.5、M8 Settings: Lens Detection: ON w/ UV/IR Filter、Photoshop Lens Profile: None