2013-07-30

おしろいばな


   この数年、あまり見なくなったなぁと思っていたオシロイバナ。
   思いがけずいつもの通り道をちょっと入ったところに、たくさんの花を咲かせていた。 夏の夕方に馴染みの花の香りが、辺り一面に漂っていた。

   花を額の根元から摘んで、ラッパ状の花をその根元から、雄しべ雌しべがラッパ状の細くなった根元に引っかかるように2cmくらい伸ばす。 それを空に投げると、額を重りにして落下傘のように落ちて来る。 ふた昔前の、夕方の子供の遊びの風景だ。
   そして花が咲き終わると、黒い直径7mm程度の種ができる。 それを潰すと白い粉末状の中身が見える。 おそらくこの白い粉が「オシロイバナ」の由来なのだろう。