小町
流れる電車の窓の外の景色、あれ? 夏至の日よりも日が長い... なんて事はないよなぁと思いながら調べてみると、夏至の6月21日の日の入りは19:01だった。 午後7時を超えてるとはさすが「夏至」だと思いながら、今度は今日の日の入り時刻を調べてみると18:56だった。 なんとこのひと月で5分しか縮んでいなかった。 これはだいぶ得した気分。 夏のワクワク感のひとつは、日が長くてどこか遠くへ行けそうな気がするところ。
ここは2年ぶりだろうか、今日は過ごしやすい天気だった事もあってちょっと足をのばしてみた。 かつてのこの駅の記憶は、駅前に原野が広がるような景色だったのだが、なんと小さな街が出来ていた。
駅前にスーパー、それを囲むように一軒屋の並ぶ住宅街が形成されている。 駅のドまん前にスーパーと住宅ということは、数十年を経た後、これ以上に特に発展する要素もなく住宅を羅列したまま時間が流れてゆく、そうした風景が広がっているのだろうと想像してみた。
原野というか原っぱというか、それはそれで味というか、「まっさら」という期待感の楽しさがあったかなぁ。
夕方にヒグラシとオーシンツクツク... 正式な名前が分からないが、微かに耳に届いた季節の鳴き声。