Sony a7S。 修理部品が欠損ということで諸々あり、I型に替わってやってきたII型。
a7SIIが発売された2015年10月16日の前日の15日、a7S (I型)を購入した。 ずいぶんと登場を楽しみにしていたII型だったのだけど、なんとII型はI型の約2倍の販売価格ということもあり、I型でも十分な性能との事からI型を購入。 今回、II型に切り替えるに当たってデメリットを考えてみたのだけど、少し重くなること、センサー・クリーニング機構が超音波ではなくセンサーを振動させての動作になることくらいだった。 重いと言っても130数グラム増、クリーニングが超音波でないのはやや痛い。 メリットは、手振れ補正機構があること、USB給電稼働が可能なこと、シャッター機構の耐久性が高いこと等々で実用性の向上は大きい。 加えて、触った感じではボタンやスイッチ類も耐久性が考慮された部品に切り替わっている模様。 I型のスリム・軽量にして十分な性能の印象から、更に一歩、正統進化を経て「締まった」感じが。
画質は少しだけ高コントラストで、色味に暴れが無い感じでそつなくまとめられている印象。 この「やや作った感」は、「ごくナチュラル」な感の強かったI型からの変化としても違和感なく、むしろ期待感を思う。 暗部の表現や機械が発する熱に拠るらしい暗部のマゼンダ被りはIII型の方が良いと言うし。 ノイズ感はなぜかそうしたa7SIIIよりも a7RVあたりの方が良いという噂もあり、メーカーは、そうしたトータルの完成度アップのため、a7SIVへ向けた課題解決に取り組んでいると期待する。
a7SII、既に古い機種なのだけど、いま持ってみてもなかなかに心地よく仕上がった機械。