隣町の小さなモール
最近、ショッピング・モールの閉店が多いのだという。 いつか近いうちにショッピング・モールの写真を撮ってみようと思っていたところだし、今年は幾つか足を運んでみよう。 1970年代だと思うが、写真家のStephen Shoreのショッピング・モールの駐車場を撮った写真や、モーテルの一室のベッドの上で自分の足先と正面にあるテレビの写った写真がある。 その時代では何気ない日常の風景になぜか面白みがある。 2000年代になると、今度はネット上で閉店して廃墟同然のショッピング・モールの写真を目にするようになる。 「日本でも、そう遠くなく同じような巡りあわせがやってくる」と思ったもの。 何にでも始まりと終わりがあるもので、だからその過程が面白いのだろう。 写真を撮って見ると、画面の中のどこかに、その時間・その時間での必死な一面が写っている。