昨夜は、ZTF彗星を撮りに原っぱへ。 21時頃に準備して空を見渡すのだけど、彗星らしき星は見えず。 高感度のカメラを暗視スコープのようにして、ある程度は狙いを定めて凝視するも見つからず。 結局、「ここ!」と当たりを付けるだけで約1時間を使ってしまった。 で、カメラの感度を変えたり、露光時間を変えたりで色々と試すも、結局は小さなモヤのようにしか写っていなかった。 もう少し光度が高いと踏んでいたので、f=50mm程度で風景込みでと考えていたけれど、これだと多少は追尾して中望遠程度のレンズでしっかり狙いをつけないと難しい。
ZTF彗星は、アメリカ パロマ山の天文台の「Zwicky Transient Facility」というチームが発見したもの。 何でもこの彗星が地球に近づく周期は5万年とか。 昨年やってきたネオワイズ彗星は4,400~6,700年と。 1986年に見たハレー彗星の76年を随分と長いと思ったが、桁がはるかに大きい。 5万年ぶりにやってきたなら尚のこと写真に収めておきたいところ。
そうした貴重なZTF彗星、小さなモヤを写した頃は気温-7℃。 暖かな近年、この冬で唯一と言えそうな寒い日の撮影となった。