2022-06-28

夏の日差し

   すっかり夏。 昨日は東海・関東甲信越に続いて九州も梅雨明けが発表され、今日までに東北以外の全てに梅雨明け宣言がなされた。 日差しはまるで7月。 街のなかの古めの建物、コンクリート打ちっ放し風や、もっと古めの砂混じりのような塗装を表面に纏ったビルは、日差しをその表面で微妙に細かな影にして建物の風貌を描く。 乱暴でもなく当たる陽の加減にわりと親近感を思う。 いつかどこかで見たトーンなのだろう。 いつでも、どんな天気でもそうした「いつか見たトーン」はたくさんあるのだろうけれど、案外写真にしようと思うと苦戦する。 というか、苦戦して、ずいぶんと後になって「あの光の加減って...。」と思い当たる風景に結びつくこともある。 苦戦の結果はあまり芳しくないことの方が多いかな。 じっくり粘って撮る日も作らないと。