2023-05-08

西陽

   雲の多い1日だったが夕方に青空が多くなり、わりとパキっとした陽が射してきた。 木に茂り始めた葉は陽を少し透過して柔らかい緑色。 視界は、透明度の高い初夏の一歩手前の空気。 これからやってくるハズの梅雨の存在を忘れかけるくらいの冷た目で爽快な風。 同じような色合いは3月中旬過ぎにも目にすることはあるけれど、今日の建造物に見るシャープネスは季節の進みを思わせる。 あとひと月半ほどは「日」が伸び続ける、その夕刻のゆったりと流れる時間に贅沢さを思う。