2022-04-28

暖かな日差しと冷たい風の日

   ワケあって手元に再びUltron 21mm。 Leica Mボディの寿命の近づきを感じて手放したUltronだったけど、また戻ってきた。 昨年の春、何本かのレンズを手放したのだけど、このUltron 21mmに関しては「これに代わるもの」が案外なく、この描写、特にコントラストの面白さは、他のブランドのレンズにも、殊にカメラのボディのメーカー銘のレンズには見いだせないように感じる。 だから戻ってきた... わけではないのだけれど...。
   推測になるがおそらく、「ミラーレス・カメラに最適化した光学系」を謳う最近のレンズ群よりも、Ultron 21mm F1.8発売のこの頃の設計の方が、周辺光量がどうのとかクセはあるにせよ写りは面白いのだろう。 月次な言い方だけれども「個性的」。 そして Ultron 21mm F1.8のコントラストの面白さは、シャドー部に見る情報量の豊かさによって倍加する。