2020-08-15

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   この夏はじめての「夏らしい」日射しだなぁと思った昼下がり。 案外、立秋過ぎの風景を「夏」と捉えていることが多いように思う。 昔、夏休みの終わり頃に「夏休みの終わり」を意識して慌てて周囲を見渡し、視界に入る「意識的な夏」こそが「夏」だったのかも。
   それはそれとして、すとーんと鋭い影と、影と日射しの間の凝縮されたその際(キワ)に、異次元的な、フレアに似た真夏の階調を見るのは、思えばちょうど今ごろ。