2022-02-08

きょうの外出のとき

   35mm判換算で約66.5mm。 ちょっと長い。 f=50mmの遠近感ってこうだった..っけ? と、錯覚めいた散歩を毎回することになるM8と50mmの組み合わせ。 思ったよりも望遠レンズっぽく見えたり、50mmらしく手近に被写体を切り取ってくれる感触だったり。 センサーが小さい分 f=50mmがクロップされる。 と思うと、f=65mmではどう写るのかが気になったりもするのだけど、「65mmってあまり使わないかも」と考えてその考えをやめる。
   その昔、Kodakで「ストレッチ・カメラ」という、所謂「レンズ付フィルム」があったが、これは何mmだったか...、記憶ではf=24mmのレンズが付いていて、ネガの1コマの真ん中に、マスクされて横長になった像が写るというもの。 そこから長細いプリントが作られ、その長さ故に「パノラマ感」が出る。 「パノラマだからと言って別に焦点距離が短く、例えば20mmや15mmなわけではないので」という意識があるため、目一杯そのプラスチック1枚の広角レンズの「広角感」を活かして撮ろうと考える。 ...言うほど効果は出ないのだけど、やっぱりパノラマ感は出る。 あらためてスペックを調べたら「25mm f/12 レンズは2枚構成」と。 ネガ上の画像のサイズは13 x 36mmで、そのプリントは最小でも3 1/2" x 10"となる。 なので引き伸ばす率はそこそこ大きく、KodakのISO 400のネガ・フィルムの粒子も見えるその画質はあまりよろしくない。 そして 8" x 10"相当幅の印画紙が必要なためか、サービス・プリントでも1枚がたしか$2弱。 12枚撮りなので「同時プリント」でも$27をちょっと超える。 何の気なしに「同プリ」感覚で出すと、引き取りの際にけっこうビックリする。 1990年当時、サイフの中身はそこそこ厳しく、ウッカリこれを2本出した時には渋々個人小切手を切ったり。
   で、焦点距離。 別に「35mm判 フル・フレーム」っていうのが偉いわけでも何でもないのだけど、と言うかこのフォーマットを策定したライカはそれなりに偉いかもしれないけれど、どうもこの「フル・フレーム」のまま... 「じゃない」結果になるレンズと受像センサーの組み合わせって、時にこの「ストレッチ・カメラ」を想起させ、これが、面白いのか、得した気分なのか、損した気分なのか、さて何mmとして受け止めたものか、それを考えるのがそもそも愚行なのか、... 時に頭に描いた「絵」と撮影距離のズレがために後ずさりさせられたりで、どうもタヌキに化かされているような心持ちに陥ることがある。