2013-04-22
心臓に熱だそうな
晴れた。 また風が強く吹いてる。 それも北風。 暖かいような、寒いような。
この妙な天気に、心臓が熱を持ってる状態だという東洋医学の診断。 心臓と腎臓、普通はどちらかが「虚」(きょ) なのだそうだが、「両方が虚っていう、難しい体質なんですよねー」と 言われつつ施術が続く。 心臓のあら熱を取る、腎臓に気を流す、心臓に本来の熱を持たせる - という内容だそうだが、久々に激痛だった。 足先とふくらはぎのやや下あたりの触診では、「流れ」がなかったらしい。 首はぱんぱんらしい。 手に血の気の引いたような白味があり、もうしばらくすると痒みが出るのだそうだ。 そして今日はその痒みが出て、これが案外強めの痒み。 「かゆ〜い」と思いながら、昨日の一連の施術を反芻した次第。
元はと言えば約10年前の、目・視神経の極度の疲労からきた自律神経失調やら、発熱しながら数ヶ月や長時間の就労やらと。 まぁ、倒れて数ヶ月の休みは貰ったものの、当時は「心の病」なんて言葉が流行っていて、疲れ切って動けない体に、「キミはそういうところほど乗り越えないと良くならないんだ。週一は午前中だけでいいから会社に来い」なんて話になって、その「週一」めがけて必死に体調調整の日々。 つまりほとんど休めなかった。
そこから徐々に徐々にの今日なわけだが、「週に一回は午前中だけでも...」的な対応の延長ではあったものの、待遇としてはそこそこ手厚くしてもらってなんとか今だ。 結局は、なんだかんだと言っても仕事が好きなので、ここは我ながらタチが悪い。
効いたのは眼医者の眼精疲労マッサージ、中医(東洋医学 - 福島弘道(コウドウ)氏系の柳下氏や黒田氏系の鍼クロダ)の鍼、漢方薬と経絡ベースの整体、度の弱い目的別の眼鏡(近視)、あと様々に人かな。 色々と薬も飲んだが、どれも良くは作用しなかった気がする。 特に"SSRI"と呼ばれる「パキシル」って薬。 なんか妙に感じたのであまり飲まなかったが、何だろう「理性が混濁して宙に浮く」っていう感想になるだろうか。
とりあえず中医で血が巡るようになり、気も流れるようになって、意識がしっかりしてきた気はしている。
「鬱」と扱われる事には恐ろしく抵抗があったが、近年ようやく「まぁいいか」と、それにも乗っかっちまえと思っているところ。
とは言え、...できれば「間違った診断書」ではあるので取り消せればそれが一番よいとは思う。
その更に10ほど年前の4月21日は、アメリカはオレゴン州のとある街で寮の友人と夕方から散歩に出た日だと思い出し、それでちょっと諸々を振り返ってみたくなったというところ。 ちなみにアメリカとの時差はおよそ"+1日"が日本時間なので、4月22日の話題ということで... - ちょっとこじつけっぽいが。
散歩はといえば、見るもの感じるもの全てが珍しくて、枝がしなるほどたくさんの大きな房の花を有した満開のライラック目がけてジャンプしたり、やや肌寒くも柔らかい空気の中、芝生で転がってみたり、小さな川沿いの遊歩道を歩きながら故郷の話をしたり、"Black Bird"と呼ばれるうずら位の大きさの鳥がころころ飛び回るのを眺めたり、かすかにすずかけの木の香りがし、針葉樹の匂いがし、寮に近づくと近所のレストランからはハンバーガーのパテをグリルする匂いがしだし。 その街で過ごした10ヶ月ほどは、好奇心を原動力にあっちこっち飛び回った。
と、時間とともにそこそこの抑揚があり、まぁ、よかったなぁとか、それぞれに悪くないなぁと、思ってみる。
あ、写真は、帰路で見た「ふぅと」一息ついたちょっとあとで目に入った、街灯に照らされたツツジ。
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Cosina Carl Zeiss Biogon 2/35,
Leica M8