冬の朝はしばらく月が西の空にいる。 なんで? 天文学的な理由は、そういえば考えたことがない。 夏にも居るけど太陽光が強すぎて見えないだけだろうか? なんかそういう気がする。
そう言えば、よく思い出す風景に、宮古島で午前3時頃に見た「真夏のオリオン」がある。 あれから夏の夜中に空を眺めたりしてみたが一度もオリオンを見ていない。 あのオリオンは空高く輝いていたから、高緯度の関東でも見えるんじゃないかと思うんだけど...。
それと夜の風景で印象的だったのは、八ヶ岳から見た暗い夜の地平線付近に浮かび上がる富士山。 長坂なのか韮崎なのか、街明かりも少し見えて、月明かりがあったかどうかは記憶がないが、おそらく新月に近かったと思う。 じーっと目をこらしていると、チカチカっと、弱いフラッシュの光に浮かび上がるように富士山の稜線が見えてくる。 数十秒も露光するとフィルムにも写る。
日常生活ではつい「見えるはずのないもの」と思ってしまいそうな夜の風景。 まだまだありそう。
朝の月、「月齢が15を過ぎる頃以降には朝に見える」と誰かが言っていた。