ぎんなんと雲
12月の雲 --- ファインダーに映る淡い輪郭の雲に視線をやりながら、なんとなくはっきりしない「12月の雲」の記憶をつなぎあわせてそう思った。
地面からは落下したギンナンの実が辺りに臭いを漂わせ、一方枝にはやや乾き気味に、もうあまり臭わなそうな実がたくさんある。 午後1時過ぎの陽の色はすでにオレンジを思わせる色が混じり、15時すぎには夕暮れを思わせるような具合。
あと20日ほどで冬至がやってくる。 秋の華やかさが薄かったためなのか、気温が高めのためなのか、何の身構えもなしに冬至という日を迎えそうな気がしている。