2023-05-31

地下道

   7-8年前だったか、この街にはもう1つ地下道があって、どちらも何らかの模様や絵が描かれている。 近年は自由気ままといった風な絵が多く、どこか他の地域から来たと思われる、やや年配の女性3人組がこの地下道を歩いていたとき、話に夢中だったうち1人が絵に気づき「あっ」と軽く声を上げた。 それで絵が視界に入った1人が、「はっ! ラクガキィーー!?」と、やや調子の外れた悲痛な声を出した。 括弧して「なんてヒドいことを!」と字幕が見えるような場面。 どうしても暗ったくなりがちな地下道には、案外ラフな雰囲気の絵が合うのかもしれない。 ただ白い壁でもよいのだけど、ここ、新たに絵を描くために一旦まっ白になったその2日後に、黒のスプレーで貧弱な落書きが幾つか書かれてしまっていた。

2023-05-30

帰宅の作法

   日中の外出の機会を逃して夕方に隣町歩き。 それほど遠くない小さな公園の出入口、でもフェンスを越えてみる。

2023-05-29

紫陽花

   雨は思ったほど降らなかった。 とある商業施設のアジサイが咲き始めたと、3日ほど前にネット記事で見かけてから、何となく気になって、ヤマアジサイは1週間以上前から咲いているのを見かけていたのだけど、所謂「アジサイ」を見に、あらためて行ってみようかと思った次第。 雨の後だったので花びらに水滴のついた箇所もちらほら。 始めはそうした花を探して撮っていたのだけど、結局、わりとスタンダードな、木の下で雨のあまり当たらなかった花の房に。

2023-05-28

グラウンド移設工事

   50年くらい前? に作られた野球場の移設工事で、投球練習場に敷かれていたコンクリートと配筋を斫(はつ)ったもの。 いまその場所には、排水溝と、高さ2mほどの木が何本か植えられている。 ここは、移設工事ではなく区画整理の都合で壊されたのかも。 街の風景はそうやって、場所によっては目立たない処の変化を重ね、映画のコマを繰って行くように淡々と、でも気が付いた時にはその過程の記憶は残っていないくらい実は足早なのかも。

2023-05-27

裏通り歩き

   明日は原っぱへ撮影に。 今日くらいの晴天だと面白いのだけど、天気予報は少しずつ変わって「1日曇り」に。 とにかく行ってみよう。 曇りの予報でも僅かずつ晴れ間のある日もあるし。 でも空模様をみていると、予感としては1日まっ白な空かなぁ。 今頃の日差しも街を撮るには面白いなぁと思うこの頃。 むかーし見た夏の日差しにも似ている気がする。

2023-05-26

PUB&COFFEE

   以前も撮ったことのある看板。 その頃からの後、建物は塗り替えられたのだけど看板は相変わらず。 そもそもこのお店がどこにあるのかも不明なまま。 お店は存在するのだろうか。 文字の色はどんどん薄くなってゆくし、いつか風で外れて飛んできそうだし。 いつの時代かの名残でしかないのか...。

2023-05-25

緑風

   ここのところ、軽く「西高東低」っぽい天気図で、一昨日は、最近23℃前後が日常的だった中の15℃。 そう思うとここ数日は、なんとなく北寄りの風の日が多いような。 さてそうした風でも「緑風」に含めてしまってよいのかと思いながら、この季節に吹く風には、昔からそうやって名前が付くくらいだから、天気図云々は気にせず、やっぱり「緑風」なんだろうなと思い直し。 ムクドリが飛び回るのを目で追い、様々な形の雲が流れてゆくのも目で追い、地面の明るく照らされるのが移動して行くのも目で追い。 今日、撮影でご一緒させていただいた先輩カメラマンの貴重なお話も、いつしかどこ吹く風。

2023-05-24

夕暮れ

   19:00頃まで明るい空。 18:40~18:50頃には西にオレンジ色が、18:55頃にその色が白っぽく抜けてゆき、うっすらと一番星が見え始めた。 夏至まであと1か月。 今年は台風が多く発生するという話があるが、晴れて「長い1日」を楽しめる日がたくさんありますようにと思う、梅雨前のこの頃。

2023-05-23

休息

   A Table, a chair and a socket in a room of a cafe. Gentle lights of a rainy day were comming from a window. Many things made this space right here. This place which is called "American House" was used to be a house for troops of U.S. Most of all might be made at the time of W.W.2. The base in this town operated also when the Korean War and Vietnum War. Of course, there were lots of residentials in the base, and also lots of residentials for U.S. troops in the off base. Before so long, most of the houses were handed over to ordinary Japanese civilians. So, they are so old. But these houses, which give a sense of the American lifestyle, still attract many Japanese people. This cafe that has been renovated is a one of them. It is able to see the quite different lights from Japanese houses inside. It may heals something just a little. (at a cafe D-13 in Fussa, Tokyo)

2023-05-22

keep going

   It has been a while since I listened to Talking Heads. "Road to Nowhere" is my favorite. Nothing may be decided, but nothing may not be decided for the future. It is a kind of interesting song. Also, it reminds me some more songs like - "Big Time" and "Sledgehammer" by Peter Gabriel.

2023-05-21

ユリ

   開花は一昨日だったか、今年も順調に5本ほどが蕾を付けた。 なぜかテッポウユリの花は見当たらず。 テッポウユリは、ここだけでなく「無くなってしまった」という声をぽつぽつ聞く。 暑すぎるのか?
   この植え込み、2年くらい前に植えた笹がどんどん根を伸ばし、シランやサツキを駆逐し始めたので先月に一度、おおきく掘り返して笹の根を辿って抜き、先日また新たに芽がでている箇所を見つけたので今日また掘り起こして抜いた。 まだありそうな予感。 この笹を植えたのは、だいぶ弱っていたので一時的に地植えに近い状態で様子を見ようと思っていたのだけど、気がつけば一帯に根を張り巡らせるほどに元気に。 慌てて抜いて鉢に移した次第。
   昨日は、だいぶ葉の枯れたチューリップの球根を掘り上げた。 植えっぱなしだと、来春に花を付けられないほど夏の暑さで弱のだそう。
  もう一ヶ所の植え込みには、貰い物の鉢植えサイズの梅が植わっていてアブラムシわりとがびっしり。 駆除のために、どこからかテントウムシでも連れてこようかと思いつつ、気がつけばアリが寄ってきている。 何でも、アブラムシの駆除には牛乳を霧噴するとよいのだとか。 剪定は来月の予定なのであと1ヶ月もある。 牛乳、試してみようかな。

2023-05-20

曇天

   最高気温が34℃の予報。 そこまでは高くなくて、おそらく22℃くらい。 昨日から冷たい飲料の瓶や缶には水滴が現れるようになり、今日は湿度の高い季節になってきているのを実感する。 さっきは少し日差しがあったのに、また曇り空。 昨日の午後には久しぶりの大雨。 一昨日18日には沖縄・奄美地方が梅雨入りしたというし、7月下旬までは昨日や今日のような日も多くなりそう。 梅雨が明けると今年も37℃や39℃といった体温超えの日も多い予感。 そういう日にライブ・ハウスへ行ってみようかな。

2023-05-19

ピザ・スタンド

   Live music Cafe UZUにTシャツを買いに行った帰りに立ち寄った「Delta EAST」という「野外フード・コート」。 ピザ・スタンドを始め、タコス、中華鶏飯、ドーナッツのお店が並ぶ。 出来たのはここ3年ほどの間と記憶しているが、記憶と言ってもそれ以前は特に何もなかったというか鉄板の塀があったようなというか、やや街外れ感のある道路沿いの風景だった。 ピザ・スタンドはネットの情報では評判もよく、訪れた時には、昼食なのか米軍基地から軍服で買いにくる人の姿も。 店員さんは、「最近やってきた」感があってこの土地のネイティブではない雰囲気。 国道沿いにはイタリアン・ピザの「Nicola」や、同じくイタリアンの「Un Quinto」、駅周辺には「UZU」や「Eddie's」のような息の長いお店も多い。 ここもいずれは「ソウル・フード」を提供するお店と言われるくらいになれるだろうか。 この近辺のピザでは、PXのフード・コートにあるAnthony's Pizzaが最も好み。 生地からなのか、アメリカ西部の砂漠で見かけるセージ・ブラシのようなハーブっぽい香りがして、それが輪郭のすっかりぼやけた割と古い記憶と結びつく。 Anthony'sは一般の日本人が基地内に入れる友好祭でも出店はなく、PXはミリタリーIDが無いと入れず、建物は道路ら見えるのだけど随分と遠くに。 さてピザ・スタンド。 1 Sliceが¥500からで、ニューヨーク・スタイルだと書かれていた。 どんな香りがするのか、次回は食べてみようかな。
   もう1つ気になるのは、2018年頃からだったかこの近くに「MOTEL」の看板がある。 小さいながら、ステファン(スティーブン)・ショアがベッドの上でTVを見ている目の前の視界を写真に撮りそうな部屋を想像させる建物。 「VACANCY」とは書いてあるが宿泊できそうな空気が出てない。 撮影用?

2023-05-18

木陰

   今日は風が暑かった。 外出は、1時間に満たなかったけど、なんだか疲労感。 アジサイが咲き始めた木陰を歩いて花屋の脇を通り、時々気になるウスユキソウやエーデルワイスに似た花に木漏れ日の当たるのを愉しみ。

   OOC JPEGをAdobeRGBに変換して、なぜか白黒に。 カメラのレンズ・プロファイルはSummilux-M 35/1.4にて。

2023-05-17

真夏日

   今日も晴れ。 気温は30℃まで上がったらしい。 5月中旬にして真夏日。 今日は近場にて。

2023-05-16

快晴

   朝は15℃くらいでヒンヤリ。 10時頃には陽射しが強くなってきて急に暑いくらいに。 午後に外出すると、思ったよりも湿度が低めで遠くまで景色がはっきり見える。 遠くを走る電車の音が建物に反射してよく聞こえ、一瞬だけど「秋? だったっけ?」と錯覚するような空気。 暫くすると風に木々の緑の匂いを認識して「そうか5月だった」と思い直し。

2023-05-15

ムシトリナデシコ

   昨年だったか、大き目の空き地がぽかっと。 ネコジャラシだらけになるんだろうなぁと思っていたら、季節柄か、ヤマゴボウが数本出てきた少し後に、一面、ムシトリナデシコの濃いピンク色の花がびっしり。 強い草だからあり得ないことではないけれど、ナガミヒナゲシとかでもなく。

2023-05-14

倉庫街

   倉庫街のいちばん奥にあるヤマト運輸へ。 そうそう入れる場所ではないので、雨が降っていたけれど、闇に紛れて水道塔の処へ。

2023-05-13

店先

   少し雨降りの午後。 店先にバラの咲くこの喫茶店で雨宿りでもと思うところだけど、シャッターが開かなくなってから1年近くは経つだろうか。 今日は、最近オープンしたハワイ・グッズのお店と思っていたところが喫茶店だとわかり、先日まで喫茶店だった場所にタイ料理屋が入り、毎日のようにやってくるモバイル販売のコーヒー屋があり、そうした処が新たにまた土地に馴染み息の長いお店になればと思いつつ。

2023-05-12

コーヒー・スタンド

   「いつか行ってみよう」と思ってたコーヒー・スタンド。 よく目にしていたのだけど、クルマの側面に「FUSSA」の文字を見つけたのはつい最近。 調べると、横田基地横の国道16号沿いに「LEF TOKYO」という古着屋のお店を出していると分かった。 キャンプ・カーくらいの大きさのトレーラーに古着を陳列して移動しながら販売するという形態で始まったという。 16号沿いの敷地にはコーヒーの看板もあるのだけど、コーヒー、フード共に提供はなく、現在はコーヒーの販売はこのモバイル販売のみだとのこと。 休日やイベントに合わせては、もう1台、ホットドッグ・スタンドとなるトレーラーがやってくる事も。 福生の匂いのするお店、急に興味が増加した次第。

2023-05-11

小雨

   北の空が灰色に変わってきて、通り雨のように降り出した午後。 空気には少し湿気。 春雷を伴う雨のようではなく、ごく弱い夏の夕立を思わせるような雨。 夕立のエネルギーからすればごく微小ながら、また季節が変わってきたように思った。 閉店してしまった「restaurant JIRO」前にはバラ、蕎麦屋の前の水鉢にはムシトリナデシコとスイカズラ、古い家屋が壊された跡の空き地にもムシトリナデシコ、よく歌声が聞こえてくる小さな呑み屋の前にもムシトリナデシコ、それも鉢植えで。

2023-05-10

Live Music Cafe UZU

   東福生にはよく立ち寄っていたが、ここの存在を知ったのはつい最近のこと。 ベトナム戦争が終わる約1年前に開店したというUZUとある番組映像 (VICE "基地とともに生きる街 FUSSA" 17'38"~) に、戦争が終結する直前、ここの常連客だった米兵はステージから軍服を投げ、踏ませ、お店の前の畑に踏み入って十字を作ってその軍服を掛けて火を放ち... とのオーナ談が収められている。 今でこそ大人しくなっている福生の街なみだが、基地、米兵、戦争、サブカルチャーと様々入り混じる、ここの小さなステージに向き合うと、過去48年間に渡って発せられてきたエネルギーは想像をはるかに超える大きさだろうある種の重圧を感じる。 壁の写真の一部は、オーナーの旦那さんが生前に撮られた作品だとのこと。

2023-05-09

若葉風?

   立夏の少し前からやや強めの風の吹く日が多い。 5月の連休頃にはよく冷たい風の吹く記憶があって、季節の初め頃に吹く風を「初風」というらしいのだけど、なんとなくその言葉は「今」にはしっくり来ず。 かと言って「若葉風」もちょっと違う気も。 七十二候では「蛙始鳴」(かわずはじめてなく)だそうで、これもなんだか合わない。 最近よく聞くのは、ツバメとシジュウカラの鳴き声。 昨日、人通りの少ない場所に積まれた岩の合間からヒナの鳴き声が聞こえてきて、何だろう? と思ったら暫くして親鳥らしいシジュウカラが。 普段なら人影を見たらすぐに枝を渡りながら離れてゆくのに一定の範囲から離れようとしない。 何かを気にかけつつ警戒しているような姿に、「親鳥か」と結びついた次第。 七十二候を真似て「夏鳥、ヒナかえる頃」と思いつつ、言葉が見つからぬまま「若葉風」+「?」。 ちなみに、七十二候で5月9日頃は「蛙始鳴(かわずはじめてなく)」だそう。

2023-05-08

西陽

   雲の多い1日だったが夕方に青空が多くなり、わりとパキっとした陽が射してきた。 木に茂り始めた葉は陽を少し透過して柔らかい緑色。 視界は、透明度の高い初夏の一歩手前の空気。 これからやってくるハズの梅雨の存在を忘れかけるくらいの冷た目で爽快な風。 同じような色合いは3月中旬過ぎにも目にすることはあるけれど、今日の建造物に見るシャープネスは季節の進みを思わせる。 あとひと月半ほどは「日」が伸び続ける、その夕刻のゆったりと流れる時間に贅沢さを思う。

2023-05-07

雨降り

   雨は久しぶりじゃないだろうか。 ん? 1週間前にも雨だったっけ。 あの日はわりとシトシトな降りで、今日は「ザーザー降り」と。 ほんの短い時間、雨宿りに寄った古いビルのコンクリートがひんやりとこの雨降り天気を強調し、外にはこの先の蒸し暑い季節を思わせる雰囲気があり、その境界線を明示するように傘の雨水を払った水滴がぽつぽつと。

2023-05-06

立夏

   きのうはまぁまぁ大風、夜もそこそこ大風、きょうも大風。 明日は寒いみたいだけど、今日は夏日に。 最高気温は27.5℃、風速は3~6m/sec.。 明日は21.4℃、湿度80%で雨の予報 ...そろそろアジサイの季節が近いのか。

2023-05-05

   きょうは月。 メモ:ISO 800 f/5.6 1/125くらい。 やや明るめに撮って現像で暗部を持ち上げて明部を落として黒締めて。

2023-05-03

開花

   「業者さんから戴いた木なんだけど」と声をかけられたのは昨年の夏が過ぎた頃。 もう植え替えるには怖さを伴う季節だったので「来春に迎えに来ます」と返答。 そして、個人的な「植え替えOkになる日」である4月8日、その頃にと思っていたら寒波がやってきて冬っぽくなってしまい、1週間ほど延期して植え替えを行った。 この木は植え替えの5ヶ月ほど前に青々と葉を茂らせ、2ヶ月ほど前に紅葉と落葉を迎えた。 その後は枝の先に花芽が見られ、室内の、エアコンで温まった空気のなかで 夏~秋~冬~春を駆け足で送っているようだった。 昨夏はエアコンの冷風で冬を迎えていたのだろうか。 そうした昼夜の寒暖差に困惑もしたろうに、しっかりいま花芽を持っているのは何とも不思議。 そしてこの数日で、ハッキリとした花にはならなかったが透明度の高いピンク色を纏って開花。 今年は室外で季節なりの季節を過ごし、来年また開花してくれるのを願いつつ。

2023-05-02

   水無川の初夏。 年間を通しても殆ど水の流れることのない川。 何でも元々が砂地なため、水が地中にしみ込んでしまうとか。 何か理由があって上流で流れを制限しているのだろうとも思うけれど、ここまで水の流れを見ない川も珍しいと思うほど。 それでもこの川幅と深さは、台風だったり周囲の水が集まってくる時には必要な容量ではある。 水の無い川の独特な風景だと思う。 また、この川は玉川上水の下を潜って流れるという特異技も。

2023-05-01

駐車場

   ぼんやり眺める駐車場は、休日のためかほぼ満車。 5月に入り、まだ風は冷たい。 でも段々に「三寒四温」的な寒さは忘れてしまう頃。 また1週間後くらいに雨の予報も出ているけれど、梅雨までの間の晴天には、またあの、スナックやら雑貨店やら小さなレストランの佇む街に出かけて写真を撮ってみよう。