ローライのレンズ。 レンジ・ファインダーのカメラを持ち始めた頃から、Rollei 40mm F2.8 HFTというのが気になっていた。 時々中古で出物はあるが、最近「40mm」にさほど惹かれず、もし「40mm」を入手するとすればLeica Summicron 40mm F2だと思う。 Rokkorでもなく、Voigtländerの40mm F1.2でもなく、Summicron-C 40mmの突出しないスペックとよく写りそうなところが。 と言いながら、つい最近までVoigtländer Nokton 40mm F1.2 Asph.のレビュー記事をよく見ていた。 「40mm」、面白そうなんだけど...。
20年近く前になるか、会社の先輩がRolleiflexを貸してくれた。 日暮里に出かけてちょっと撮ってみて、なかなか面白い感触だった。 最近ではYoutubeにコンテンツを上げている渡部さとる氏ご愛用のRolleiが、また脳裏に「Rollei」も文字を浮き上がらせる要素になっていた。 微妙に気になり続けるRollei。
手元にあるのはCanonのAPS-C機、Sony A7S、Leica M8。 21mmはVoigtländer Ultron 21mm F1.8がある。 この21mmは、若干だが周辺が落ちる。 A7Sでは「レンズ補正」アプリを使えばシアン被りも補正できる。 Leica M8にもSony A7Sにもまま問題ない。 Canonには取り付けできないので問題外。 ただ、A7Sではアプリでの補正が必要なので補正ナシで使える21mmが何となく欲しかった。 Canonには準広角くらいのレンズがあるといいなぁと、目安の焦点距離は「20mm x 1.6 = 32mm」くらいで、Voigtländer Color-Skopar 20mm F3.5 SL IIを候補に考えていたがいつの間にか生産終了になっていた。 どれも「予定は未定」な「いつか」くらいに思っていたのだけど、年が明け、何気なく見ていた中古カメラ屋さんのウェブ・サイトで、「Rolleinar-MC 21mm F4」と目が合ってしまった。
レトロ・フォーカス? Carl Zeissで言うDistagon構成? フランジバックが44-45mmほどあるボディ用だし「SonyとCanon用に丁度いいかも」と、やってきたRolleinar。 「PASSED」シールが貼られている。 どこの国を経由してきたのか。
「Made in Japan」だそう。 外観から富岡光学製かと思ったが、調べてみるとどうやらマミヤ光機製。 前にMamiya Sekorは使ったことがあって、Mamiya 645やMamiya 7は購入検討したことも。 これまたひょんな巡り合せか。