2013-10-31
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2013-10-22
2013-10-21
2013-10-20
雨の一日
ちょっと奥まった単線の駅。
雨の中、とぼとぼと歩き始め、いつしか川に沿って森のような小路を歩いていた。 やがて住宅地に出、とりあえずたどり着いたのがこの駅。
ホームは路線のカーブにあわせて湾曲していて、端から端が見えないのもこの駅を小さく感じる要因なのかも。
もう5年くらい経つだろうか、この近くの駅の話になった事がある。
近くというのは、この駅からひと駅行き乗り換え、私鉄でもうひと駅のあたりで、方向は都心部を向く。 都心から電車に乗ったその人は、仕事の待ち合わせでその駅に向かったというのだが、いざ降りてみると、屋根もなく1本のホームが横たわり、視界には原っぱとゴルフ練習場のネット、あとは木のベンチと高圧鉄塔くらいしか覚えていないというのだが、穏やかな晴れの日のそのホームで、「なんだかさぁ、電車で40分くらいの事でしょ? そんなに遠いわけでもないはずなのに、屋根もないホームで空を見て立ちつくした時の感じがね、こう.. 自分じゃどうにも出来ないくらい遠くに来ちゃったなぁーっていうか、何とも言えない寂しーぃ気になってきちゃってさ、なんかこう、残ってんだよねぇ、その時の『居場所が見つからない』みたいな切ない感じっていうの?」--- だったのだそうだ。
んー、たしかに。
屋根の無いホームってのは、どことなく取り残されたっていう感触が無いでもないと、時々思う。
懐かしさを見るとかではなくて、どことなく寂しい感じっていうのはあるかもなぁ。
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Leica M8,
Voigtlander Color-Skopar 35/2.5C
2013-10-19
宵待草
初夏の頃から「いつか撮りたい」と思っていた、「月見草」の姿があった。
川沿いの道を、いつもは行かない奥の方までクルマを進めると、ぽつりぽつりと黄色い花が目に入った。 花は大振りで、ふだん野原のような場所で目にするのとはちょっと違って見えるが、通称「月見草」。 前にも書いた気がするが、この「月見草」と呼ばれる黄色い花の草はいくつか種類があり、野で見るのは草丈で1mほどになるものが多く、時々鉢植えで見かけるのはせいぜい10cmの高さで、花の大きさも野のものは直径で1.5〜2.5cmほどだが後者は1cm未満だ。 ただどちらも花の色調も形状(成り立ち)も葉の雰囲気も種の付き方も非常に似ていて、見た目には同じ種類なんだろうとは思う。
そして共通なのが呼称で、どれも「月見草」とも「宵待草」とも呼ばれている。
特に背丈の大きいものは、夕方頃に花の咲き具合としてはピークを迎える感じで、これが「月見」と言われる所以なのだろう。
今日のこの「月見草」、不思議な事に川沿いに延びる土手の、僅かに2m程の高さのうち、真ん中からやや上あたりに、同じ高さで奥まで点々と黄色い花を咲かせていた。 撮影は朝だったのだが曇って薄暗く、その風景は夕方のようでもあり、その黄色い花は点々と明るく灯火が続くように映った。 今日の「宵待草」は、夜への導き役のように感じられた。
台風27号が接近中で、その影響なのか朝に軽く雨が、昼頃に弱い陽射しが、夕方にはまた曇り夜には雨が降った。 まだ秋の気圧配置になりきれないのか、「関西の方では夏、北陸・関東以北は秋のような天気」という報道。 相変わらず中途半端な天候が続くが、最近ようやく朝夕に時期なりの涼しさ・寒さを感じるようになっている。
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Leica M8,
Voigtlander Color-Skopar 35/2.5C
2013-10-18
ワレモコウとリンドウ
そういえば昨日が「十三夜」だって、誰か言ってたなぁと思って月の写真を撮ってみた。 薄く雲がかかったおぼろ月という風な、静かで柔らかな風景。 ただレンズの焦点距離が35mmで、CCDセンサーのサイズの都合から約45mm相当での月は、実に小さい。 で、シャドー部を持ち上げたら多少は「柔らかさ」の要素も足せるかなと、写真として仕上げる算段をした次第。
で、近所まで来て目についたのがこの切り花だ。 リンドウとワレモコウ、どちらも秋の花なわけで、それ以上に反応してしまったのは、その組み合わせである。 それは、つい先日見たテレビ・ドラマ - 「相棒」に出て来る飲み屋「花の里」のカウンターに置かれたものと同じだったのだ。 偶然なのか、ちょっとした遊び心なのか、そこに写欲が反応。
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Leica M8,
Voigtlander Color-Skopar 35/2.5C
2013-10-17
休日
今日は休日。 曇り空にやや涼しい風。 特に何を見るでもなく夜になり、今日の1枚を近所の花瓶に求めた。 たしかリンドウとワレモコウがささっていたハズだ。 と、行ってみたら違う風景。 何だろう? 野菊と何やら実である。 実の赤みに、ややムリヤリに秋のイメージを見いだしてみよう... と、思ったのだけど。
2013-10-16
台風の朝に
台風26号は関東を去ったが強風が吹き荒れ、航空便の欠航多数、電車もずいぶん運休が出ていた。
午前中は雨の予報だったが、8時台には晴れ間も出、その光には虹が光り出した。 約20分もの間、濃い色彩が続いた。
一旦止んだ強風は午後にまた吹き始め、強い陽光が透き通った空気を抜けて風に煽られた街路樹を照らし出す。
北海道からは初雪の便り。
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Cosina Carl Zeiss Biogon 2/35,
Leica M8
2013-10-15
雨あし
台風26号が近づいている。 940ヘクト・パスカル - 数字からすると本当に大きな台風のようだ。 今年は9月以降に台風が続けてやってきて、大きな被害をもたらしたものもあったが、それほど大きくない台風にも最大の警戒をするように報道されたりした。 それで気になったのが気圧。
風雨ともに強そうだ。 しかし太平洋の海面温度はそれほど高くなさそうだし、勢力は弱まってゆく気もするし...。 少しずつ強まる風雨に、とりあえず植木鉢を全て低い場所に移し、明日の関東は昼頃まで強風雨との予報に備え、備え... とりあえず気構えた。
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Cosina Carl Zeiss Biogon 2/35,
Leica M8
2013-10-14
森の教会
石畳、というより石の通路を抜けた先に、石で出来た教会がある。
この地にキリスト教をもたらしたとされる内村鑑三の記念館を兼ねたこの教会は、人気のウェディングの地だそうだ。
石の表面を滑る陽射しが秋っぽく、一枚。
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Leica Elmarit-M 28/2.8,
Leica M8
2013-10-13
2013-10-12
朱色の花が
すっきりと青空、なんとなく裏路地を進むと、空の色と対照をなすように朱色の花が咲いていた。 ザクロの花だ。 実もつけていたが、まだ花が咲いているくらいで、ごく小さなものだった。 10月も半ばにさしかかろうという今頃は、ザクロは大抵その実が割れ出すほどに大きくなっているのだが、こちらはまだまだ。 秋とはいえずっと高めの気温も続き、つい出遅れての今という風にも見える。
左側はつい先日まで程よく古びたブロック塀があり、ここは街の古さを思わせる路地だった。 今朝は白く朝日を反射する鉄板の柵だ。 マンションの建設現場とある。 日陰が増え、ザクロが"つい出遅れ"ませんように。
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Leica Elmarit-M 28/2.8,
Leica M8
2013-10-11
なるほど秋は。
街のなかの飲み屋、というか「バー」と言う方が似合うのだろうか。
建物に添うように立つこの柳の木は、ここがまるで違った風景だった約10年前にはすでにここにあったように思う。
その葉の動きに視線を誘われて、バーの入口に目がいった。 入口のドアは開けられ店内の明かりがテーブルを照らしているのが見える。 やや肌にまとわる様に湿気の混じる空気だが、気がつけばだいぶ涼しい。 夏なら虫が入って来るからドアを開け放っての営業は難しいだろう。 もちろんエアコンも効かなくなってしまう。 今の季節だからこその風景かもと思ってみる。 これはこれで、なるほど秋なのである。
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Leica M8,
Voigtlander Color-Skopar 35/2.5C
2013-10-10
カリフォルニアの曲がり角
カメラを持って出かけてみたが、あんまりピンと来る景色に出会えず。
このところ天気の良い日が多かったためか、この曇り空にどことなく気持ちもどんよりしている。
弱い湿気を感じる空気だ。 気温は暑くも寒くもなく。 あんまり感じるものが無いのは、この暑くも寒くもない、言ってしまうと刺激の極めて少ない天候であり、...そのためでもあるのだろうか。
刺激の少ないままに気になった「国境」- 左が日本で右アメリカ。 この急な左カーブが、どことなく無理矢理に日本とアメリカの境界を明示しているように見えたりするのである。
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Leica M8,
Voigtlander Color-Skopar 35/2.5C
2013-10-09
2013-10-08
2013-10-07
2013-10-06
2013-10-05
2013-10-04
2013-10-03
2013-10-02
ガス灯のように
ガス灯のような風情の街路灯がぽつりぽつりと灯っていた。
まだまだ気温は高くて日中で28℃程度、朝夕も寒さを感じるにはだいぶ遠い感じで、ついさっき、公園を囲む杜ではセミの鳴き声が聞こえた。 さすがにこの鳴き声も今年最後だろうと思いながら歩を進めた。
夕方には台風22、23号とふたつの台風の影響か、空一面、雲が形様々に、色とりどりに広がっていた。 都心部では虹が出たという。 すっかりその時間帯を逃し、日の沈んだ街に見つけた風景。
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Leica Elmarit-M 28/2.8,
Leica M8
2013-10-01
街灯に
街灯が連なり、滑走路のランディング・ライトのように見えた。 飛行機が着陸するように帰路を行く人たち、ゲートに向かい旅立つ人たち。
朝から雨が降ったり止んだりで、エアコンの点いていない電車にあたると随分と蒸した。
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