2022-10-24

SL2-S and Color-Skopar 35-C

   M8と一緒に購入したVoigtlanderのColor-Skopar 35mm F2.5 Type-C。 この組み合わせは絶妙だった。 Leicaのレンズからすると、その値段は約10分の1。 それなりの性能と感じることは多々あれど、おそらくLeicaのレンズでは醸せない描写が心地よく沁みる。 試しにとSL2-Sにも付けてみたけど、今のところはごく「普通」な写り。
   Summicron-M 28mmでも撮ってみたいし、Carl Zeiss Distagon 1.4/35mmでも撮ってみたいし。 結局、毎日Lumix S 20-60mmを付けっぱなし。
   20-60mmは、その焦点距離を聞いて「20mmからと頑張っているわりに価格は低め、Lumix DC-S5のキットレンズという位置づけでもあり、思うに、広角側に広げたスペックを小さく軽い筐体に収めたムリが祟り使えるのは画面の中心部くらいで、画は全体的にザラついたり、周辺は流れたり滲んだりと使い道の狭いレンズだろう」と思っていたのだけど、画面全域で解像感はあるし、けっこう寄れるし、周辺まで光量は均一だし、光学的に何かがトレード・オフで犠牲になっている感もなく全体に完成度は高い。 さすがLEICA銘のレンズを数多く世に出してきたメーカーと感心。 Sigmaのややふっくらしたような線とアクリル塗りのような面の少しウェットな描写とはガラリと異なり、どちらかというとドライな感じで、Summicron-M 28mm F2に似ているように思う。 場面によってはコントラストが高.. というか黒つぶれしやすいような印象もあるが、露出で多少の調整が利く。 「20-60mm」という焦点距離域は中途半端な感じがしていたのだけど、使ってみると普段使いにはけっこう丁度よい。