2020-02-29
かたち
やっと「2月29日の写真」を撮ることができた。 2013年にこのブログをスタート、そして前回の閏年の2016年は、仕事の忙しさ故に毎日の更新を一旦停止してしまった。 その後、2017、2018年と重ねるごとに忙しさは増したが、2016年の後半には「毎日写真を撮らない日々」の空虚さに耐えきれず7月から撮影とブログ掲載を再開し、以後は忙しさのなかにも何とか続いている。 毎日1枚残すから何だと言えば特に何があるわけでもないが、毎日必ず写真に触れる、写真を考える、写真を作るのは、写真を専門に学んだこともなく、コマーシャル・フォト的な仕事を経たこともなく、そうして手順をふっ飛ばした空走期間のようなものを埋めるかのような感触もある。 不思議なもので、何を撮りたいのか?、何を伝えたいのか?、何で撮りたいのか? テーマとでも言うのか、そうしたものは未だ不在のまま。 でもなぜか、「写真」は楽しい作業。
2020-02-28
春陽
Voigtländer Ultra Wide Heliar 12mm F5.6の、「II」型特有の発色と質感だなぁと思う。 III型は、15mmしか使ったことがないけれど、画面全域でII型よりも均一に光が届き、描写というか質感というかは、II型の、ぐっと濃い発色にツルッとノペっとした印象に対して、コントラストは若干浅めでややザラッとしたものを感じる。 あとは好みだけれど、この「別世界感」は、「II」型でしか描けないかも。
2020-02-27
2020-02-26
2020-02-25
Voigtländer Ultra Wide Heliar 12mm F5.6 Asph. VM II
Leica M8にとって、超広角レンズでありながら周辺の色かぶりが殆どない貴重なレンズ。 設定は「レンズ検出」はOFFで、レンズ・フィルターもごく普通のプロテクターやUVで問題ない。 F11くらいまで絞り込めば画面中心部と周辺との明暗差も縮まって、別段、特異なレンズを使っているという風でもない。 知人は「カミソリのようなキレ」と言っていたが、自分で使ってみた感じではそこ迄ではない感じ。 ながら、他社レンズと比較すると画像の甘さといったものはなく使いやすい。 相まってその小さが故に持ち歩きは極めて軽快。
昨年11月だったか、この次代であるVer.IIIが製造終了となった。 製造元コシナのこれ迄の、旧製品から新製品への切り替え期間の傾向からすると、この4月頃にはVer.IVが発表されるのではないかと期待がある。 Ver.IIIの購入を見送ったのはレンズ・フィルターが使えないためだった。 最近、Nokton 35mm F1.2 VM IIがリニューアルされVer.IIIとなり、コシナのウェブサイトに「定評ある光学性能はそのままに、全長は約20%減の50.5mm、重量は約30%減の332gとコンパクト化を実現。」とある。 同様にUltra Wide Heliar 12mmも、若干の小型化と、レンズ保護フィルターの装着が可能な状態でリニューアルされると嬉しいところ。
2020-02-24
2020-02-23
北風の日
朝には涼しく爽やかな風だったが、次第に気温は下がり、やがて冷たい北風となった。
昨日22日は「春一番」が吹いたようだが、今日は日本海側に雲が張り出し大雪の雲具合。 しかし予想最高気温は8℃と高く雪にはならなかった事だろう。 空気は、山を越えて太平洋側へ流れ込み、冷たい北風となった。 その冷たさは、ふた昔前なら3月中旬頃のものだろう。 「花粉もピークに」との予報を聞いたのは昨日だったか。 このままユルユルと春に突入するのだろうか。
Labels:
Leica M8,
Leica Summicron 28/2 1st
2020-02-22
2020-02-21
gallery bauhaus
Gallery BAUHAUSでは「稲垣徳文写真展 『アジェとニエプスを辿る旅』」という展示がされていた。 落ち着いた作風で室内装飾として飾るには程よい雰囲気。
今日はSaul Leiter展を、渋谷のbunkamuraに観に行きたかったのだが、残念ながら休館日。 同時に銀座ライカのギャラリーでも同氏の展示をしていると知って足を運んだ。 Saul Leiterが日本で脚光を浴びたのはつい3年ほど前ではないかという。 2017年にも日本で展示があり、その時に女性ファッション誌などに取り上げられ注目されたことが大きかったようだ。 ファッション写真のカメラマンだった氏は、加熱するクライアントの要求に耐えかね、1981年にスタジオを畳んでしまう。 ファッション写真でありながら、人物や服飾が主体というよりは、街の風景の一部としてモデルがいるといった撮り方を得意としていた。 何気ない風景だったりスナップ・ショットのようだったりするのだが、結果的に人物・服飾が際立ち、その特異な世界観・作風が強い訴求力を醸し出す。
ギャラリー関係者曰く「氏が活躍した1958年頃にあの写真って、かなり『尖って』たと思いますよ。」と。 また「1950年代以降に様々なカメラマン、様々な撮り方がありましたが、今の時代にあっても、Saul Leiterの手法は新鮮なものに映るんですね。」と。 そして「bunkamuraに観に来た人が、その足で銀座線で銀座まで来て観にくるとか、そういった方も多くいらっしゃいますよ。中には京都の展示と3ヵ所とも観たという方もいらっしゃいました。」と。 「これまでも有名な写真家の写真を展示してきてるはずなんですけどね...、今回これまでの倍くらいの方が来られてて、Saul Leiterの場合は、それほど名前が表に出てくるという写真家ではなかったですし、これはちょっと意外というか...。」と。
Saul Leiterの写真を観ていると、人が行き交う風景、人の生活を感じる風景、そうした中に偶発的に起こる様々な光景、瞬間、瞬間を、自分のなかで小さなストーリーとともに映画のように反芻し、それぞれの場面に向かって対話を愉しんでいるように見えた。 対話しているとしても、それは、目に映った風景に「あっ」と反応してからシャッターを切るまでの、ほぼ瞬間の出来事だろう。
日常の光景 - というあたりでは、いつかStephen Shoreやってくれないかなぁ。
Labels:
Leica M8,
Leica Summicron 28/2 1st
2020-02-20
LED街灯
RAWファイルの暗がりに光を与えると青白くガードレールが浮き上がった。 つい最近までここは蛍光灯と水銀灯だったと思ったが、スポットのようなこの白い光を見て、以前はもっと色域が広くて柔らかく拡散する光だったのだろうと思い返してみるものの、案外はっきり違いがわかるほどの記憶がない。 ガス灯、白熱球、蛍光灯、LEDと、代を重ねるごとになぜか光の色温度は高く、直進性も高くなってゆく。 その昔は、LEDが照明に使えるようになれば電力も食わないし長寿命で色もきれいでいいじゃないかと思っていたけれど、実際にその時代になってみたらちょっと味気ない。
Labels:
Leica M8,
Leica Summicron 28/2 1st
2020-02-19
日差しと陰影と
今日の1枚は、露出の確認のためファインダーを覗かず撮ったこれに。
奥のオレンジのテントの喫茶店だった建物と、手前の道路に映る街路灯の影とがちょうど良く混ざる時間を狙って行ったのだけど、昨日は偶然通りかかったその時間ではやや遅く、今日は少し早かった。ほんの1時間の内の影の移動なのだけどなかなか微妙な加減。 昨日はもう少し暖色に寄った陽の色で、街の風景には軽くレトロ感が足されていた。 今日は若干対照的にクールな風景になっていた。 「ピッタリな時」って、なかなか遭遇しないなぁ。
また最近、VoigtlanderのColor-Skopar 35mm F2.5-Cをよく持って歩いている。 いろいろな35mmレンズがあって、いろいろと使ってみたいとあれこれ調べたりもするのだけど、この、小さくて安価でごく平凡なこのColor-Skopar、しばらくぶりに撮ってみる度なぜか、「35mmはこれでいい」って思わされる独特の空気が写る。
Labels:
Leica M8,
Voigtlander Color-Skopar 35/2.5C
2020-02-18
2020-02-17
2020-02-16
2020-02-15
また遭った
17:40で陽光のオレンジが空に残っていた。 もう少ししたら夕方も三脚なしで写真撮れそう。 でも、近所はだいたい撮り尽くしちゃった感があるなぁ。 天候によって、もちろん日によって風景は違うのだけど、日が伸び始めたらどこいこう?
Labels:
Leica M8,
Voigtlander Color-Skopar 35/2.5C
2020-02-14
2020-02-13
2020-02-12
2020-02-11
もも?
長らく建物の隙間から射す陽や、柵の細かな模様を地面に描く陽や、柔らかく長い影を楽しむ時期が続いているが、少しずつ日差しも強くなって、だんだんにその傾向も変わりつつある。 さすがに2月はまだまだ柔和な日差しを楽しめるが、あとひと月ほどでカゲロウも現れて、いつしか影よりも日差しそのものが主役へと代わってゆくのだろう。
Labels:
Leica M8,
Voigtlander Color-Skopar 35/2.5C
2020-02-10
あたたかな
朝には細かく水蒸気が舞うような、点描のような雲が広がっていて、気温は3℃。 今日は曇ってぱらっと雨か雪という予報だと聞いていたが、日中はクルマの温度計で16℃。 車中ではやや暑さを思うような晴天に。 例年は、植物の植え替えは4月8日を過ぎないと怖いのだけど、今年は少し前倒しでやってみようか。 昨年のように4月から5月上旬にかけて思いがけずの寒空続きという可能性はあるけれど..。
Labels:
Leica M8,
Voigtlander Color-Skopar 35/2.5C
2020-02-09
通り道
なんか今日、寒かった。 朝も帰りも3℃くらい。 日中も足元が冷たいまんま。4-5日後には最高気温19℃になる予報なのだけど、三寒四暑?
17:30でも空の蒼さが分かるくらい明るくなってきた。 オリオンはだいぶ西に寄り、東の空には大きな満月が昇りはじめていた。
Labels:
Leica M8,
Voigtlander Color-Skopar 35/2.5C
2020-02-08
2020-02-07
ランチ・メニュー
今日も芯から冷えるような冷たい空気。 昼過ぎ、朝とは違った暖かそうな日差しに安心して外へ出たら、やっぱり寒かった。 長いこと貯めっ放しだったポイント・カードのポイントで本を買ってきた。 全額をポイントで精算できますよ - と、店員さん。 けっこう貯まってたんだなぁ。
Labels:
Leica M8,
Voigtlander Color-Skopar 35/2.5C
2020-02-06
逃げ足
今季最大の寒波だという。 冷たい強い風が吹いて、久々に息ができないほど吹かれた。
そんな中、風のこない近所の屋根でひなたぼっこ。 人の気配で逃げ道へ前足を繰り出す。
梅が少しずつ咲き始めた。 そしてこの寒いなか、花粉症の時期の始まりなのか只寒いだけなのか、鼻炎ぽい1日だった。
Labels:
Leica M8,
Voigtlander Color-Skopar 35/2.5C
2020-02-05
2020-02-04
2020-02-03
きょうも窓からの風景
今日も途中で外出することなく建物内で仕事。 外出したとしても、近辺はけっこう撮り尽くしてしまったしなぁ。 でも、空と日差しはいつも違う表情。 空・日差しそのものもだけど、街を照らし、背景を成すと、見慣れた風景もちょっと違って見える。 実は街自体もいつも少しずつ変化している。 普通に、当たり前に見えている風景の平凡さに気づいてカメラを向けるのが、実はいちばん難しい被写体の見つけ方、写真の撮り方だと、最近よく思う。
Labels:
Leica M8,
Voigtlander Color-Skopar 35/2.5C
2020-02-02
2020-02-01
登録:
投稿 (Atom)